iPhone X上部の「切り欠き」が本当に残念かどうか検証してみた
iPhone Xで一部に不評の、ディスプレイ上部の「切り欠き」だが、実際にはどうなのか、さまざまなアプリでチェックしてみた。
Appleが「Apple Special Event September 2017」後に行った、iPhone Xのハンズオンレポート。まずはiPhone Xのディスプレイとカメラ周りについてレポートする。
iPhone Xは有機ELを採用したSuper Retinaディスプレイを搭載。フレームには、医療に使われているものと同じグレードのステンレススチール素材が採用されている。
iPhone Xのディスプレイ上部は凹の変形ディスプレイ仕様で、右側にセルラー、Wi-Fi、バッテリー残量が、左側に時計が表示されるようになっている。
このステータスバー部分に表示されていた項目が外に出たことで、少しのエリアではあるが、従来よりも広く使用することが可能になっている。
Safariを起動して、端がどうなるのか確認してみたところ、センサー凸部分下辺りが、従来のステータスバー表示に相当するエリアとなっているのが分かった。
カメラアプリを起動してみると、凹ディスプレイ部分は、起動したアプリの上部の色をピックアップして、同じ色になる。ステータス表示も絶えず表示されるわけでなく、非表示になる場合もある。
Face IDとカメラ
Face IDは、TrueDepthカメラによって機能し、3万以上の目に見えないドットを投射して解析するなどし、高い顔認識精度を持っている。
TrueDepthカメラは50以上の異なる筋肉の動きを解析し、12種類用意された「アニ文字」にユーザーの表情を反映できる。
高度なアルゴリズムを使用しユーザーの顔の特徴と光の相互作用を計算する。そして、そのデータを使って照明エフェクトを作りだす「ポートレートライティング」(ベータ版)機能が利用できる。
この機能は、iPhone 8 PlusとiPhone Xで利用可能だ。
フロントカメラは「TrueDepthカメラ」と呼ばれ、ポートレートモード、ポートレートライティング、アニ文字が利用可能。
スクリーンショットは右側の電源ボタンと左側の音量ボタンの上を同時押しでキャプチャできる。
防沫性能、耐水性能、防塵性能は、iPhone 7・iPhone 7 Plusと同じIP67等級となっている。
iPhone X、iPhone 8、iPhone 8 Plusは、動画撮影機能がアップし、新しく「4Kビデオ撮影(24fps、60fps)」「1080p(240fps)スローモーションビデオ撮影」に対応している。
4K/60fps撮影の場合、1分間で約400Mバイトのファイルサイズになる。
iOS 11から新しいHEVCフォーマットが採用されているため、4K/30fpsの場合、これまで「350Mバイト」だったのが「170Mバイト」に軽量化している。
iSight Duoカメラは縦型に変わり、F1.8/12MP広角カメラとF2.4/12MP望遠カメラ性能となっている。
また、デュアル光学式手ブレ補正が搭載されている。
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