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Samsung、3億ドル(約331億円)の自動運転技術向けファンド設立
Samsung Electronicsが、自動運転技術への投資を目的とした3億ドル規模の「Samsung Automotive Innovation Fund」を設立し、まずはオーストリアのADAS企業TTTechに出資した。
韓国Samsung Electronicsは9月14日、自動運転技術ベンチャーなどへの投資を目的とした総額3億ドルの投資ファンド「Samsung Automotive Innovation Fund」を設立したと発表した。
スマートセンサー、マシンビジョン、AIなどを含むコネクテッドカーおよび自動運転技術の関連企業に投資する。
まずは「ADAS(先進運転支援システム)」を手掛けるオーストリアのTTTechに7500万ユーロ(約10億円)出資した。
同社はまた、昨年11月に買収した米音響機器メーカーHarman International Industriesと共同で、自動運転およびADASに関する戦略を推進する部門「SBU」を設立したことも発表した。「次世代のスマートなコネクテッドカーのためのイノベーションを開発する」という。
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