生鮮食品宅配「IYフレッシュ」、セブンとアスクルが開始 11月末から
セブン&アイ・ホールディングスとアスクルが、生鮮食品宅配サービス「IYフレッシュ」を11月28日に始める。東京都新宿区と文京区を対象に1時間指定便で配送。
セブン&アイ・ホールディングスとアスクルは10月12日、生鮮食品などの宅配サービス「IYフレッシュ」を11月28日に始めると発表した。対象エリアは、東京都新宿区と文京区。
生鮮食品やレトルト、総菜など、セブン&アイが提供する商品(約5000点)をWebサイトから注文でき、最短で翌日には受け取れる。メインターゲットは都市部で働いたり子育てをしたりしている30〜40代の女性。Webサイトでは、献立を考えるのに役立つ「1分レシピ動画」を公開し、そのレシピの食材をまとめて購入できる機能も用意する。
アスクルの通販サイト「LOHACO」の配送網「Happy On Time」を活用し、午後2時までに注文すれば翌日午前9時以降、午後2時〜11時までの注文なら翌日午後4時以降、1時間単位の時間帯指定ができる。
配送料は350円(税込、以下同)。LOHACOの商品とまとめて注文・決済ができ、注文金額が4500円以上だと配送料が無料になる。利用には「Yahoo! JAPAN ID」が必要。
また、両社のECサイトの連携を強化。セブン&アイの「オムニ7」とアスクルの「LOHACO」で、11月16日から相互送客を行う。それぞれのECサイトの商品検索ページ内で、検索結果と連動してもう一方のサイトへと誘導する仕組みを用意。相互の品ぞろえを補完し、購入機会の最大化を目指す。
両社は2017年7月にネット通販事業で業務提携すると発表。ユーザーの利便性、利用満足度の向上を目指し、協業を進めていく考えだ。
関連記事
- セブンとアスクル、生鮮食品の宅配で連携 きっかけは「倉庫火災」
セブン&アイ・ホールディングスとアスクルが提携し、生鮮食品の宅配サービス「IYフレッシュ」を11月末に始める。 - シャープ、食材宅配に参入 家電と連携で「時短ニーズ」狙い撃ち
シャープが食材宅配サービス「ヘルシオデリ」を10月に始める。同社の調理家電「ヘルシオ」シリーズ向け。 - 残量が少ないと“最安値”で自動注文 IoT活用「スマートマット」登場
日用品を自動注文するIoTデバイス「スマートマット」が登場。飲料水などの残りが少なくなると、最安値で扱っているECサイトから注文してくれるという。 - 野菜宅配「らでぃっしゅぼーや」、配送無料枠を拡大 「時代に逆行」で生き残りへ
らでぃっしゅぼーやが、配送無料の対象範囲を拡大。カタログ注文の場合、条件を「購入額が8000円以上」から「5000円以上」に引き下げる。 - 1プッシュで商品届く「Amazon Dash Button」が日本で好調なワケ
ボタンを押すだけで商品が届く「Amazon Dash Button」の取り扱いブランドが116種に拡充された。日本は米国に次ぎ、2番目に売れ行きが好調だという。アマゾンジャパンに理由を聞いた。 - Amazonの「Prime Now」が取り扱い品目を拡大 ドラッグストアやデパートの商品が最短1時間で届く
「Amazonプライム」の会員特典「Prime Now」が、デパートやドラッグストアで販売している商品に対応。対象エリアでは1時間(一部は2時間)以内にサプリメント、化粧品、惣菜・弁当や生鮮食品などが届く。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.