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Googleマップで水星や金星が探検可能に 「カッシーニ」のデータで
Googleマップに、土星探索機「Cassini」から送られてきた膨大な写真データで作った惑星や衛星の“地図”が追加された。ストリートビューはないものの、かなり近くまでズームインできる。
米Googleは10月16日(現地時間)、「Googleマップ」に水星や金星などの幾つかの惑星や衛星を追加したと発表した。地上の地図からズームアウトしていくと「惑星」タブが表示される。
例えば水星を選ぶと、地球がさらに遠ざかり、水星が表示される。ズームインしていくと、命名済みのスポットには名称が表示され、さらにズームインすると表層の画像も見られる(ストリートビューはない)。
この機能は、9月に任務を終えた土星探索機「Cassini」から送られてきた膨大な写真データに基いて構築した。
Googleは2014年に探索機「Curiosity」の画像データを基に、月と火星の表面画像を追加した。今回追加されたのは水星と金星の他、セレス、イオ、エウロパ、ガニメデ、ミマス、エンケラドゥス、ディオネ、レア、タイタン、イアペトゥス、冥王星だ。
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