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自動運転バスが国道を走行 準天頂衛星「みちびき」活用、内閣府
自動運転バスが沖縄県の国道を試験走行する。準天頂衛星「みちびき」の信号を活用し、位置情報の誤差を数センチ単位に抑える。
内閣府は10月27日、準天頂衛星「みちびき」の信号を活用し、自動運転のバスを運行する実証実験を、沖縄県で31日に始めると発表した。同県宜野湾市と北中城村付近の国道58号線など往復約20キロを走り、バス停への立ち寄りも行う。
定員22人(立ち席含む)の小型バス「日野ポンチョ」に「みちびき」の信号を受信する機器を搭載。みちびきが送信する信号を利用し、位置情報を把握する。米国のGPS信号は、測位する地域によっては数メートルの誤差が生じるが、みちびきの信号は国土地理院が日本全国に設置する電子基準点を活用し、地域ごとに補正を加えることで、誤差を数センチ単位に抑えられるという。高精度な3次元地図、障害物を画像認識する技術なども使い、自動運転制御の安全性を確認する。
また、車両がバス停に立ち寄れるかを検証。バスが通るべきルート上に磁気を発する装置(磁気マーカ)を設置し、精度をチェックする。実験期間は12月3日まで。
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