スマホカメラで文字を撮ると「フォント」認識 「Adobe Capture」アプリがすごい:太田智美がなんかやる
スマホカメラで撮影するだけで、気になる街中の看板や商品ラベルのフォントが分かる。
スマートフォンのカメラで文字を撮影すると、それに近いフォントを探してくれる機能が、Adobeの公式アプリ「Adobe Capture CC」(iOS/Android)に追加された。街中の看板や商品ラベルなど、気になるフォントにカメラを向け、青い線の上に文字を合わせて撮影すると、フォント提供サービス「Adobe Typekit」から類似するフォントを探してくれる。
Adobeの人工知能「Adobe Sensei」を用いて実現したもので、フォントに特化したアルゴリズムを使っているとのこと。技術詳細は非公開。
実は、似たような機能が2016年6月に「マッチフォント」という名前でPhotoshopに追加されたが、こちらは画像検索のディープラーニングをベースに作られており、検索アルゴリズムが大きく異なるという。
同製品は、Creative Cloudのユーザーであれば無料で利用可能。Adobe IDを取得(無料)すれば利用できる。現在は英語のみに対応。他言語への対応は未定。
本発表は、アドビシステムズ主催のクリエイター向けイベント「Adobe MAX」(米国時間18〜20日、ネバダ州ラスベガス)で行われた。
(太田智美)
筆者プロフィール
小学3年生より国立音楽大学附属小学校に編入。小・中・高とピアノを専攻し、大学では音楽学と音楽教育(教員免許取得)を専攻し卒業。その後、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科に入学。人と人とのコミュニケーションで発生するイベントに対して偶然性の音楽を生成するアルゴリズム「おところりん」を生み出し修了した。
大学院を修了後、2011年にアイティメディアに入社。営業配属を経て、2012年より@IT統括部に所属し、技術者コミュニティ支援やイベント運営・記事執筆などに携わり、2014年4月から2016年3月までねとらぼ編集部に所属。2016年4月よりITmedia ニュースに配属。プライベートでは2014年11月から、ロボット「Pepper」と生活を共にし、ロボットパートナーとして活動している。2016年4月21日にヒトとロボットの音楽ユニット「mirai capsule」を結成。
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