「Google Home」「Clova WAVE」に加え、ソニーもAI(人工知能)搭載のスマートスピーカー「LF-S50G」を発表した。ガジェット好きがそろうNEWS編集部は、検証機も含めて9台のスマートスピーカーを所持しており、年内の国内発売が予定される「Amazon Echo」が登場すると、よりにぎやかになりそうだ。
連載:「スマスピ」おしゃべり広場
今話題の「スマートスピーカー」はわれわれの生活をどう変えていくのか。Google、Amazon、LINEなど各社が参入する「スマスピ」事情をさまざまな角度から紹介していきます。
家では、毎朝「Google Home mini」のアラームに起こしてもらい、天気予報や朝のニュースを聞いてから出社するという“スマスピライフ”を満喫しているが、一方で困ったことや改善してほしいと思うこともいくつか出てきた。
今回は、そんなスマスピに直してほしい3つのことを挙げてみたい。
CMに反応してテレビが消える
音声入力ができるのがスマートスピーカーの特徴だが、それ故に困ったことが起きる。
LINEのClova WAVEを置いた部屋で勝手にテレビが消える、Google Homeが部屋で勝手に動作する――といったものだ。これはいずれも、テレビのCMにスマートスピーカーが勝手に反応して起こっている。
赤外線リモコン機能で家電操作できるClova WAVEでは、LINEによる同製品CMでの「テレビを消して」という言葉に反応し、テレビの電源がオフに。Twitterでも同様の体験をした人が散見される。
Google Homeも、同社CMに反応して勝手に動作してしまうというもので、海外では同様の例がいくつも報告されている。
今年4月には、米ファストフードチェーンBurger KingのCMが話題となったのが記憶に新しい。
「OK Google、ワッパーって何?」――CMのタレントがこう話すと、家にある「Google Home」やスマートフォンの「Google Assistant」が反応し、Wikipediaの「ワッパー」についての説明を読み上げてしまうという事件(?)だ。
GoogleがCMの音声に反応しないよう対応したことでこの騒動は収まったが、話者認識の設定などを活用できればこの問題は今後解決できそうだ(このCMのタレントがその後、Googleの音声入力が一切使えない“Google八分”状態になったかどうかは不明)。
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