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「視線で花咲く」アート AIが“人の目”を検知 NEC

カメラ映像から人の視線の向きを推定し、映像が変化するプロジェクションマッピングを、NECが東京・丸の内で展示する。

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 NECは11月6日、AI(人工知能)技術を活用し、人の視線の向きに応じてプロジェクションマッピングの映像が変化するイベント「視線で花咲くアート展」を開催すると発表した。東京・丸の内の行幸地下通路で13〜26日に行う。

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「視線で花咲くアート展」のイメージ

 カメラの映像から顔の目頭や目尻、瞳などの位置を読み取り、専用の装置を使わずに誤差が上下左右5度以内の精度で視線の向きを検知できる技術を活用。視線を向けた先のスクリーンに「花が生まれ育つ」「チョウが飛ぶ」など、生命が誕生する様子の映像をリアルタイムで映し出す。

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顔の目頭、眼尻などの特徴から視線の向きを推定

 複数人の視線を同時に推定できるため、人数が増えれば「それぞれの視線で生み出す生命が重なり合う世界を楽しめる」(同社)。同技術は、不審者の早期発見や、買いたい商品を探している人のサポートに役立つとしている。今回のイベントでは、カメラ映像は視線推定後にすぐ廃棄し、個人を特定する情報は保存しないという。

 映像制作には、ネイキッド(東京都渋谷区)が協力した。

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