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“無人運転”目指す「Easy Ride」、日産とDeNAが来年3月に実証実験 横浜で
日産とDeNAが、自動運転車に一般モニターが乗車できる実証実験を2018年3月に始める。将来は無人運転サービス「Easy Ride」として、20年代早期の提供開始を目指す。
日産自動車とディー・エヌ・エー(DeNA)は12月5日、自動運転技術を搭載した車両に、一般モニターが乗車できるサービスの実証実験を2018年3月5日に横浜・みなとみらい地区周辺で始めると発表した。今回の実験では人間のドライバーが乗車するが、将来的には無人運転のサービス「Easy Ride」として20年代早期の本格提供を目指す。
専用のモバイルアプリを使い、複数のポイントから目的地を選択、配車、支払い(実証実験では無料)まで行えるようにする。アプリは、訪日外国人でも使いやすいよう多言語対応を予定している。
実験車両は、日産自動車が提供。アクセルやブレーキなどを制御し、ドライバーを支援する「レベル2」の自動運転に対応する。実際には有人運転だが、車両の動きを把握する「遠隔管制システム」を設け、「無人運転時でも安心して使えるサービスを目指す」(DeNA)という。
一般モニターは公式サイトで18年1月15日まで募集する。実験期間は3月5〜18日。「Easy Rideは、誰でもどこからでも好きな場所へ自由に移動できる交通サービスで、各地域の既存の交通サービスを補完するものとして開発を進めている」(DeNA)
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