niconico運営、生放送でユーザーと意見交換へ 「『画質・重さ、完全解決』の告知、おわびする」
「niconico」新バージョン「く」の発表会でユーザーから批判が殺到。同社は、「ユーザーとの対話の不足を実感した」とし、ユーザーとの意見交換を目的にしたニコニコ生放送を12日夜に配信する。
11月28日に行われた「niconico」新バージョン「く」(クレッシェンド)の発表会で、ユーザーから批判が殺到したことを受け、同社は「ユーザーとの対話の不足を実感した」とし、意見交換を目的にしたニコニコ生放送「動画と生放送サービスに対する意見交換会」を、12月12日午後8時から配信する。放送では、4月に行った「く」の告知でうたった「画質・重さ、完全解決」について謝罪した上で、ユーザーから意見を募るという。
同社は今年4月、niconico新バージョン「く」を10月にスタートすると発表。「画質・重さ、完全解決」などとうたっていた。だが、スタートは来年2月に延期された上、これらの問題の解決にはまだ「半年かかる」ことが11月28日の発表会で明らかに。一方で、画質や重さに無関係な新機能が盛り込まれていた。
ユーザーはこれに反発。発表会を中継したニコ生には、「新機能提供より先に、画質や読み込み速度を改善すべき」「基本機能の改善にさらに半年もかかるのか」など辛らつなコメントがあふれ、大荒れの状況に。これを受けてドワンゴの川上量生会長は30日、「ユーザーの不便や不満点に十分目を向けられていなかった」と謝罪し、近く画質を向上させると発表した。
さらに12月5日以降、同社取締役でニコニコサービス責任者・栗田穣崇氏がTwitterでユーザーとの意見交換を実施。その中で「ユーザーの皆様との対話の不足を実感した」とし、対話を目的にしたニコ生を12月12日に配信すると発表した。
12日のニコ生では、ユーザー代表として、タレントの百花繚乱さんを招き、意見交換会を行う。番組では、4月に行った「画質・重さ、完全解決」という予告を謝罪するとともに、サービス改善に関する説明と、現在のniconicoに対する意見を募る。
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