ブランド「ZOZO」年明けに再延期 「ZOZOSUIT」の配送遅延で
年内開始を予定していた新ブランド「ZOZO」が年明けに延期。「ZOZO」の商品を購入する際に必要になるセンサー内蔵ボディスーツ「ZOZOSUIT」が十分に準備できず、年内の配送が難しくなったため。
スタートトゥデイの前澤友作社長は12月26日、年内開始を予定していた独自ブランド「ZOZO」について、年明けに延期することを明らかにした。「ZOZO」の商品を購入する際に必要になるセンサー内蔵ボディスーツ「ZOZOSUIT」が十分に準備できず、年内の配送が難しくなったため。「年明けてなるべく早いタイミングで開始させる」としている。
「ZOZO」は、「科学やテクノロジーの力で究極のフィット感を実現する」とうたう同社初の独自ブランドで、当初は11月末にスタート予定だった。ZOZOのアイテム購入には、「ZOZOSUIT」を使って事前にサイズを計測する必要がある。
「ZOZOSUIT」は、スマートフォンと連携して身体を瞬時に採寸できるというボディスーツで、「ZOZOTOWN」で予約すれば無料でもらえる(配送料200円が別途必要)。
当初は11月下旬に発送を始める予定だったが、「想定以上の予約があった」として延期を発表していた。累計予約数は明らかにしていないが、11月22日正午の予約受け付け開始から10時間で、23万件もの予約があったという。
ZOZOSUITの予約ページは、12月5日時点で、配送時期が「2月上旬頃」と書かれていたが、26日現在「お届け時期が決まり次第お知らせします」に変更されている。
前澤社長はZOZOSUITについて「動くモノは着々と出来ている」とし、プロトタイプを一部のメディアに提供して計測してもらった記事を、Twitterで紹介している。
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