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「コダックコイン」発行へ Kodak、ブロックチェーン採用の写真家向け著作権管理サービス
Kodakが、ブロックチェーン技術採用のプロ写真家向け著作権管理サービス「KODAKOne」を発表した。参加写真家に著作権料を暗号通貨「KODAKCoin」で支払う。
米Kodakは1月9日(現地時間)、ブロックチェーン技術採用のプロ写真家向け著作権管理サービス「KODAKOne」を発表した。写真家は作品をKODAKOneに登録することで作品の権利を安全に守り、暗号通貨「KODAKCoin」で使用料を得られるとしている。
KODAKOneは登録された作品が無断で使われていないかWebをクローリングし、著作権侵害画像が見つかれば著作権料の支払い請求を代行する。
ジェフ・クラークCEOは発表文で、「テクノロジー業界では“ブロックチェーン”と“暗号通貨”はただのバズワードになっているが、長年自分の作品の権利管理で苦戦している写真家にとっては、これらのバスワードは問題解決のための鍵になる」と語った。
サービスは1月31日に、まずは北米でスタートする。
この発表後、同社の株価は急上昇し、本稿執筆現在は117.6%増の6.80ドルだ。
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