Q&Aサービス「OKWAVE」を運営するオウケイウェイヴ(名証セントレックス上場)は1月11日、検討中のICO(Initial Coin Offering:新規仮想通貨公開)に向けた施策の一環として、仮想通貨交換業への登録申請を行うと発表した。
同社は「OKWAVE」で、専門家に有料で質問でき、トークンで対価を支払える、ブロックチェーンを活用した新サービスの開発する計画。サービス開発と利用促進のための資金の調達方法の一つとしてICOを検討しているという。
ICOの検討を進める中で、「当社自身が仮想通貨交換業者としての登録を行った上で実施することが適法・適切であると判断」したとし、仮想通貨交換業の登録申請を行うという。
同社は、ICOコンサルティングなどを手掛ける香港Token News HKと提携しているほか、仮想通貨関連事業を行う子会社OKfincをマレーシアに設置し、シンガポールのICO事業者Wowooと提携するなどICO関連事業を強化している。
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