ニュース
「ZOZOSUIT」配送時期はいまだ「未定」 “返金騒動”の真相は
センサー内蔵ボディスーツ「ZOZOSUIT」の配送の見通しが立たない。そんな中、「ZOZOSUITの送料が返金された」との報告が、1月上旬ごろからTwitterで相次いだ。その真相は。
スタートトゥデイが無料配布を予定しているセンサー内蔵ボディスーツ「ZOZOSUIT」の配送の見通しが立たない。当初は昨年11月下旬に配送を始める予定だったが、「想定以上の予約があった」として12月、2度にわたり延期を告知。年が明けて3週間経った1月23日時点でも、配送予定時期は「未定」という。
そんな中、「ZOZOSUITの送料が返金された」との報告が、1月上旬ごろからTwitterで相次いだ。ZOZOSUITは、ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」上で昨年11月22日から予約を受け付けており、送料(200円)負担のみで予約購入できるが、予約した一部のユーザーの元に、送料の200円が返金されたというのだ。
これはどういうことなのか。スタートトゥデイによると「デビットカードでZOZOSUITを予約いただいた一部お客様について、カード会社が定める期間を経過したため、自動返金された」という。返金された人の注文はキャンセルはされておらず、ZOZOSUITが実際に配送され次第、改めて引き落とされるという。
ZOZOSUITは、スマートフォンと連携して身体を瞬時に採寸できるというボディスーツ。発表当時「革命的だ」と話題を呼び、予約受け付け開始から10時間で23万件もの予約が入るなど反響も大きかった。だが、商品の調達や発送に、スタートトゥデイは想定以上に手間取っているようだ。
関連記事
- 「ZOZOSUIT」配送遅延で謝罪 10時間で23万件の注文
11月下旬スタート予定だった「ZOZOSUIT」の配送が遅延。予約受け付けから10時間で23万件も予約があったという。独自ブランド「ZOZO」も、「諸事情により」若干遅れているという。 - ブランド「ZOZO」年明けに再延期 「ZOZOSUIT」の配送遅延で
年内開始を予定していた新ブランド「ZOZO」が年明けに延期。「ZOZO」の商品を購入する際に必要になるセンサー内蔵ボディスーツ「ZOZOSUIT」が十分に準備できず、年内の配送が難しくなったため。 - 「ZOZOSUIT」を作った謎のスタートアップの正体
スタートトゥデイと「ZOZOSUIT」を共同開発した、ニュージーランドのスタートアップ「StretchSense」とはどのような会社なのか。 - ZOZOSUIT、「足の採寸」研究中 「ぴったりの靴」ネット購入可能に
スタートトゥデイの前澤社長は、「ZOZOSUIT」で、足の採寸機能の研究開発を進めていることを明らかにした。「ぴったりの靴」がネットで購入しやすくなる。 - 全身を瞬時に採寸、ボディスーツ「ZOZOSUIT」無料配布 「ぴったりの服」注文可能に
「人が服に合わせる時代から、服が人に合わせる時代へ」――身体を瞬時に採寸できるというボディスーツ「ZOZOSUIT」の無料配布がスタート。「ぴったりの服」をネット注文可能に。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.