Appleの「HomePod」、マルチルーム機能は「年内に追加」
Appleが米、英、豪で2月に発売するスマートスピーカー「HomePod」のマルチルームおよびステレオ機能は発売には間に合わず、年内にアップデートで追加される。
米Appleは1月23日(現地時間)、「Siri」搭載スマートスピーカー「HomePod」を2月9日に米、英、オーストラリアで発売すると発表し、これらの国の公式サイトにHomePodコーナーを開設した。
このページで、複数のHomePodで実現するマルチルーム機能とステレオスピーカー機能は発売段階には備わらず、「年内」にアップデートで追加になることが分かった。
マルチルーム機能とは、複数の部屋に置いたスマートスピーカーから同時に同じ音楽やニュースなどを流す機能。Appleは昨年6月にWWDCでHomePodを発表した際、マルチルーム機能も使えるとしていた。米Googleの「Google Home」や米Amazon.comの「Echo」シリーズで利用できる。
HomePodの場合は、iOS端末のHomePodアプリで設定し、HomePodごとに異なる音楽を流す設定も可能になる。HomePodでなくても「AirPlay 2」対応スピーカーであればマルチルーム機能に追加できる。
Appleは同日、iOSをバージョン11.2.5にアップデートし、HomePodの販売が決まっている米、英、オーストラリアではHomePodをサポートする機能と、Siriでのニュース読み上げ機能を追加した。
ステレオスピーカー機能は、1つの部屋に2つのHomePodを置くと、HomePod同士が自動的にお互いの距離やバランスを検出し、「従来のステレオスピーカーより臨場感あふれるサウンドステージ」をつくるというものだ。
HomePodの米国での販売価格は349ドルで、1月26日に予約開始だ。日本での発売については、まだ発表されていない。
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