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bitFlyer、仮想通貨の「所得計算ツール(仮)」を2月中に提供予定
国内大手仮想通貨取引所のbitFlyerが、2月中に仮想通貨の「所得計算ツール(仮)」を提供すると発表した。確定申告に向けたもので、同社が提供する機能もリニューアルし所得の計算に資する情報を確認できるようにした。
国内の大手仮想通貨取引所「bitFlyer」を運営するbitFlyerは2月8日、取引履歴などを確認できる「お取引レポート」のリニューアルとともに、仮想通貨に関する所得を計算できるツールを2月中に提供すると発表した。
仮想通貨に関する所得については、国税庁が17年12月に所得の計算方法の「FAQ」を公開。仮想通貨の取引で生じた利益は原則として雑所得に区分され、所得税の確定申告が必要になる。
bitFlyerもこの方針に準じ、仮想通貨取引にかかる確定申告の必要性についてアナウンス。取引履歴などを確認できる「お取引レポート」をリニューアルし、同社サービスの利用で生じる所得の計算に資する情報を確認できるようにした。新しい「所得計算ツール(仮)」と合わせ、ユーザーの確定申告をサポートする。所得計算ツール(仮)は、同社のサービスのみで売買を行っており、仮想通貨の外部への送付や支払い、外部からの受け入れを行っていないユーザーが対象となる。
同時にブロックチェーンシステムの開発などを行うクリプタクトとの業務提携も発表。クリプタクトが提供する無料の仮想通貨損益計算サービス「tax@cryptact」は15の取引所および1680種類の仮想通貨に対応している。
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