東芝は2月14日、2017年度通期(17年4月〜18年3月)連結業績予想を上方修正し、最終損益が5200億円の黒字となる見通しを発表した。従来予想は1100億円の赤字だったが、米原発会社Westinghouse(WH)債権の売却益などで一転した。黒字になれば13年度以来、4年ぶり。
売上高は3兆9000億円(前期比3.6%減)、営業損益はトントン(同2707億円の黒字)で着地する予想。子会社・東芝メモリの株式譲渡が実現する可能性が高くなり、非継続事業へと組み替えたため下方修正した。
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