ハウステンボス、「プロジェクションマッピング世界大会」開催へ
ハウステンボスが2019年に「プロジェクションマッピング世界大会」を開催。世界大会に先駆け、第6回目になる「プロジェクションマッピング 国際コンペティション」をハウステンボスで実施する。
ハウステンボスは2月16日、運営するテーマパーク「ハウステンボス」(長崎県佐世保市)で「プロジェクションマッピング世界大会」を2019年に開催すると発表した。世界中からクリエイターを選抜。映像を見た後に審査・投票し、賞を決定するイベントは「世界初」という。
世界大会へに先駆け、12年から毎年行われている「プロジェクションマッピング 国際コンペティション」をハウステンボスで開催。これまで神奈川県逗子市や新潟県新潟市などで開催され、今回が6回目となる。60〜119秒の映像作品を世界で公募。テーマは「HANA 花/華」で、舞台は110(幅)×28(高さ)メートルの建物「パレス ハウステンボス」(佐世保市)。世界大会も同施設で実施する。
作品募集後、1〜3次審査を経てファイナリスト作品を選抜。4月28日にクリエイターや有識者による公開審査を行い、グランプリを発表する。
同社の澤田秀雄社長は「ハウステンボスはプロジェクションマッピングに非常に向いている場所。真っ暗になり、大きな音も出せるし、何千人と収容できる。このイベントによって10〜20万人を集客できるのでは」と期待を寄せる。
ARを使った「変なカード」
またAR(拡張現実)技術を活用し、スマートフォンをかざすとカードが音楽や映像が流れる「変なカード」も提供する予定。スマホアプリ「ママカカロロンパ」(国連社とエルバホールディングスの共同開発)内のいちカテゴリーとしてハウステンボス向けサービスを提供する。
ハウステンボス内のポスターや、お土産用カード、プロジェクションマッピング大会などのシーズンイベントとのコラボも考えているという。
「世界ではスマホアプリやARを使った美術鑑賞は主流だが、日本では多言語対応していないところもまだ多い。アートアプリは日本全国に、変なカードは世界的に広がってほしい。今後もハウステンボスらしい新しい試みを続けていきたい」(澤田社長)
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