Appleの「新しい9.7インチiPad」、教育向けは299ドル、「Pencil」追加で388ドル
Appleはシカゴの高校で開いたイベントで、「新しい9.7インチiPad」を発表した。「Apple Pencil」(別売)をサポートし、プロセッサがA9からA10にアップグレードして価格は据え置き。米教育機関向けには一般向けより安く販売する。
米Appleは3月27日(現地時間)、シカゴの高校で開催の教育関連イベントで、新しい9.7インチの「iPad」を発表した。日本を含む各国で予約を開始した。
価格は一般ユーザー向けは329ドル(日本では税別3万7800円)から、教育機関向けは299ドル(日本では税別3万5800円)から。Wi-Fi版とWi-Fi+セルラー版があり、色はシルバー、ゴールド、スペースグレイの3色。
従来の9.7インチiPadの後継に当たり、一般向けの価格は据え置きだ。先代との主な違いは別売の「Apple Pencil」に対応したことと、プロセッサが「iPhone 7」から採用されている「A10 Fusion」になること。Apple Pencilは99ドルだが、教育向けには89ドルで販売する。
教育向けは、Apple Pencilを付けても388ドルで、前日に米Googleが発表した「Chromebook Tab 10」のスタイラス付きで349ドルという価格に迫る。Pencilではなく、同日にLogitech(日本ではロジクール)が発表した教育機関向けスタイラス「Logitech Crayon」を選べば、ほぼ同額になる。
米教育市場では、AppleはGoogleに大きく水を開けられている。
Appleはこのイベントで、Pencilサポートの新「iWork」や教師向けカリキュラム「Everyone Can Create」などの新しい教育関連サービスを発表した。
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