楽天は5月15日、フリマアプリ「ラクマ」の販売手数料を、従来の「0円」から、「商品価格の3.5%」に改訂すると発表した。6月4日午前10時以降の出品分から、新手数料を適用する。
フリマアプリで圧倒的なシェアを持つ「メルカリ」の販売手数料は10%。ラクマは約3分の1に抑えているものの、今回の値上げにより、シェアを奪うのはさらに難しくなりそうだ。
6月4日午前9時59分まで出品され、11日午前9時59分までに購入者による支払いが完了したものまでは、販売手数料0円で取引できる。4日午前10時以降に出品した商品や、出品がそれ以前であっても、支払いが11日午前10時以降になった場合は、3.5%の販売手数料がかかる。
ラクマは、楽天が買収したFablicが運営していたフリマアプリ「フリル」(FRIL)と、楽天が独自に運営していたフリマアプリ「ラクマ」を今年2月に統合したサービス。統合により「品ぞろえを充実させ、経営資源も集中させることで、運営やマーケティングの効率化を図る」などとしていた。
関連記事
- 楽天、フリマアプリ統合 「フリル」に一本化、名称は「ラクマ」に変更
楽天は、フリマアプリ「ラクマ」と「フリル」を26日に統合する。アプリはフリルに一本化し、名称をラクマに変更。楽天グループのサービスとの連携強化を通じて「フリマアプリ業界No.1を目指す」としている。 - メルカリ、マザーズ上場へ 東証が承認
東京証券取引所が、メルカリのマザーズ上場を承認した。 - フリマアプリ、20代の5割が利用 一番人気は「メルカリ」 MM総研の調査
「20代の約5割がフリマアプリやオークションサイトを利用している」――MM総研は2月6日、フリマアプリ・オークションサイトの利用動向調査の結果を発表した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.