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キヤノン、フィルム一眼レフ最後の現行機種「EOS-1v」を販売終了
キヤノンは5月30日、同社のフィルム一眼レフカメラとしては唯一の現行機種である「EOS-1v」の販売終了を告知した。
キヤノンは5月30日、同社のフィルム一眼レフカメラとしては唯一の現行機種である「EOS-1v」の販売終了を告知した。
EOS-1vは2000年に発売した同社フラグシップのフィルム一眼レフカメラ。1/8000秒〜30秒のシャッタースピード、毎秒3.5コマの連写速度などの高機能性や、「EOS」シリーズの初代「EOS-1」を継承した操作性から、フィルムユーザーに愛された機種だった。
販売終了の理由についてキヤノンは、「実際は2010年10月31日に生産を終了しており、これまでは作りためた製品を注文に応じて出荷していた。その在庫が終了するため、販売終了を告知した」(広報)と説明している。後継機種を含むフィルムカメラの今後に関するコメントは控えた。
なお、EOS-1vについては同社の修理サービス規約の対応期間が過ぎても、25年10月31日まで修理対応を行う。ただし、補修部品をすべてストックしているのは規約通り20年10月まで。その後はパーツがある場合にのみ対応する。
【追記:2018年5月30日18時55分更新 ※キヤノン広報のコメントおよび修理対応の情報を追加しました】
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