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Zaifの仮想通貨流出、70億円に 当初発表から3億円拡大
仮想通貨取引所「Zaif」が不正アクセスを受け、仮想通貨が流出した事件で、被害額が約70億円とみられるとテックビューロが発表した。20日の発表から約3億円拡大した。
仮想通貨取引所「Zaif」が不正アクセスを受け、仮想通貨が流出した事件で、Zaif運営元のテックビューロ(大阪市)は9月21日、被害額が約70億円に上ったとみられると発表した。20日の発表から約3億円拡大した。うち約45億円が顧客の預かり資産という。
流出したのは、ビットコイン(BTC)とモナコイン(MONA)、ビットコインキャッシュ(BCH)。ビットコインの被害額は20日、約5966BTC(18日終値の日本円換算で約42億5000万円)と発表していたが、新たに、モナコイン、ビットコインキャッシュの被害額も明らかにしており、モナコインは623万6810MONA(同約6億7000万円)、ビットコインキャッシュは約4万2327BCH(同約21億円)流出したとみている。
被害額は、盗難された仮想通貨の送金先アドレスに入金のあった数量から推計したもの。同社は現在、二次被害防止のためサーバを再稼働させていないが、サーバが復旧して正確な盗難額が判明次第、被害額を訂正する可能性があるとしている。
流出に関するFAQページも公開した。「入出金は可能ですか?」「仮想通貨の出金操作を行なったが、実行されません」といった質問に答えている。
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