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KDDI、プロ野球のAR観戦で実証実験 スマートグラスに選手データ表示

KDDIが、プロ野球のAR観戦に関する実証実験を札幌ドームで行った。スマートグラスを活用し、選手データをグラス上に表示するなどの取り組みをした。

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 KDDIは10月3日、スマートグラスを使ったプロ野球のAR観戦に関する実証実験を札幌ドームで行ったと発表した。観客30人にスマートグラスを貸し出し、座席位置から見えるグラウンドの景色に合わせ、選手データをグラスに投影したという。

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 実験には、米Osterhout Design Groupが開発したスマートグラス「R-9」を使用。データスタジアムが提供する選手のスタッツ情報を活用し、(1)打率などの個別対戦成績、(2)実況・解説音声を含む中継映像、(3)1球ごとのコース情報や打者が得意とするホットゾーン、(4)試合のテキスト速報、(5)スコアボード、(6)方向別の打率――などを配信、表示した。

KDDI
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 スマートグラスのカメラが、実際のスタジアムで抽出した特徴点から観戦者の座席位置を推定。観戦者の場所に合わせ、実際に見える景色に映像を重ね合わせるとしている。

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 実験は、2日に開催された北海道日本ハムファイターズ対埼玉西武ライオンズ戦を観戦した一般客30人を対象に実施。KDDIは、今後も5G時代を見据えた新しいスポーツ観戦の取り組みをしていくという。

 同様の取り組みとして、同社は今年6月に5G対応タブレットを活用した自由視点映像のリアルタイム配信の実験を実施。同じく6月に、VR空間でスポーツ観戦できるプラットフォーム「XRstadium」(エックスアールスタジアム)の提供を開始した。

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