ニュース
ヤフーが不正広告対策 誤タップ狙う広告など、ガイドラインで禁止
ヤフーがアドフラウド対策で広告ガイドライン改定。新ガイドラインでは、広告配信先のメディア運営者の条件を新設したほか、誤タップを狙う広告や、自動クリックを発生させるbotなどを禁止する。
ヤフーは10月22日、「アドフラウド」と呼ばれる不正な広告撲滅に向け、広告ガイドラインを改定し、25日から適用すると発表した。新ガイドラインでは、広告配信先のメディア運営者の条件を新設したほか、誤タップを狙う広告や、自動クリックを発生させるbotなどを禁止する。
アドフラウドは、サイト訪問者を広告で埋めつくされたサイトに飛ばしたり、訪問者には見えていない広告を「見た」とカウントしたり、botなどを使って無効なインプレッションやクリックを行ったりすることで、広告効果などを不正に水増しする手法。
ヤフーの新たなガイドラインでは、広告配信先のメディアについて新たに、運営者の条件として、(1)メディアとしての知名度・実績があること、(2)広告配信先サイト内の情報に信頼性があること――を新設し、実態不明なメディアを排除する。
また、Webサイトやアプリにポップアップとして表示される「インタースティシャル広告」については、ユーザーの行動を阻害しないタイミングで表示することや、「×」ボタンなど広告から離脱できる分かりやすい選択肢を表示することを義務づける。
さらに、広告表示やクリック数の水増しを防ぐため、広告配信先運営者によるクリックや、自動クリックを発生させるbotの使用、広告配信先へのトラフィックを集めるトラフィックエクスチェンジの利用などを禁止する。
関連記事
- 「はてな匿名ダイアリー」でGoogleかたる不正広告 運営が注意喚起
はてなが運営するWebサービス「はてな匿名ダイアリー」で、Googleを装う不正広告が表示されているという。原因となる広告事業者を特定するため、同社はユーザーに対して情報提供を呼びかけている。 - 「iPhone X獲得チャンス」 日本郵便かたる詐欺サイトの詳細、トレンドマイクロが解説
日本郵便を偽装し、「iPhone XかGalaxy S8を獲得するチャンス」などうたってクレジットカード情報を詐取しようとする不審なサイトが見つかっている。トレンドマイクロがその詳細を解説した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.