米Googleが提供する地図サービス「Googleマップ」のオフラインマップ機能が、11月6日ごろから日本でも使えるようになった。現時点ではAndroid版アプリのみ対応している。
Googleマップのアプリ(Android/iOS)で使える「オフラインマップ」は、地図データをあらかじめ端末にダウンロードしておくことで、データ通信が行えない環境でも地図を見たり、地名やスポットを検索したりできる機能。海外のオフラインマップで使える「経路検索」は、今のところ日本では使えないようだ。
使い方はこうだ。Googleマップアプリの左メニューにあるオフラインマップを選択し、地図上でダウンロードしたい範囲を選ぶと、消費するデータサイズの目安とダウンロードボタンが表示される。オフラインマップは地域を分けて複数ダウンロードしたり、名前を変更して整理したりもできる。ただし、1カ月に1回はオンライン環境でデータを更新する必要がある。
オフラインマップは以前から海外で提供されていたが、日本では「契約上の制限」として使えなかった。Googleは今年3月、Googleマップの日本向け地図を一新すると発表。地図データをゼンリン製から自社製に変更したとみられ、あわせてオフラインマップを日本でも「今後数カ月の間に提供する」と予告。しかし、正式なリリース時期は明らかにしていなかった。
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