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MWCバルセロナ、コロナウイルスでLGとZTEがキャンセル
2月24日からスペインのバルセロナで開催される世界規模のモバイル関連イベント「MWC 2020」への参加をキャンセルしたと、LG Electronicsが発表した。コロナウイルスを避けるため。中国ZTEもカンファレンスをキャンセルしたと報じられた。
韓国LG Electronicsは2月4日(現地時間)、24日からスペインのバルセロナで開催のMobile World Congress(MWC) 2020への参加を取りやめると発表した。新型コロナウイルスが世界に広まる中、従業員、パートナー、顧客の安全を第一に考えた結論だ。
「この決定で、数百人のLGの従業員がリスクを回避できる」としている。LGはMWCに代わる、新製品発表イベントを近い将来に開催する計画だ。
米VentureBeatによると、中国ZTEも25日に予定していたMWCでのカンファレンスをキャンセルしたという。
MWCを主催する通信事業者の業界団体GSM Association(GSMA)は同日、バルセロナのMWCを予定通り開催すると発表した。
コロナウイルス対策として、ケータリングエリアやトイレ、公共のタッチスクリーンなど、来場者が手を触れる可能性のあるものの清掃と消毒の強化や、オンライトの医療サポートの増加、「握手禁止ポリシー」の徹底などを実施すると説明した。
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