3Dゲームも十分に楽しめるハイエンドノートがモデルチェンジ――NEC LaVie C LC900/8E(3/3 ページ)

» 2004年01月14日 15時28分 公開
[石井英男,ITmedia]
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ネットワーク機能やインターフェースも充実

 LaVie Cの新モデルでは、旧モデルでは装備していなかった無線LAN機能を装備しているほか、有線LAN機能もギガビット(GbE)対応へと強化されている。無線LAN機能は、IEEE 802.11a/b/gのトリプルモード対応であり、最大54Mbpsという高速通信が可能だ。キーボード右上に無線LAN機能をオン/オフするためのワイヤレススイッチを装備しているのも便利だ。

 インターフェース類も充実しており、USB 2.0×4やIEEE 1394をはじめ、光デジタル出力、シリアル、パラレル、外部ディスプレイ出力、S-Video出力など、数多くのポートを装備している。カードスロットも、PCカードスロット(Type II×2またはType III×1)とデュアルメモリースロット(SDメモリーカード/メモリースティック/メモリースティックPRO対応)を搭載しているので、デジカメとの連携も楽に行えるだろう。

ミニPCIスロットにはAtheros製のチップを採用したIEEE 802.11a/b/g対応無線LANカードが装着されている
本体正面部分には、デュアルメモリースロット(SDメモリーカード/メモリースティック/メモリースティックPRO対応)、IEEE 1394(4ピン)、IrDA、マイク、ヘッドホンの各コネクタとボリュームつまみが用意されている。また、コネクタ部分にはフタが設けられており、使わない場合はフタを閉じることで、外観もすっきりする
本体右側面には、PS/2マウス・キーボード、光デジタル出力(角形)、USB 2.0×2、モデムの各コネクタが用意されている。こちらもコネクタ部分にフタが設けられている
本体左側面に装備されているPCカードスロットは、Type II×2またはType III×1という仕様である
本体背面には、USB 2.0×2、外部ディスプレイ、シリアル、パラレル、LANの各コネクタが用意されている

ノートPCとしては最高レベルのパフォーマンスを実現

 LC900/8Eのベンチマークテストの結果は以下の通りだ。

PCMark2002のベンチマークテスト結果
3DMark2001SEのベンチマークテスト結果
3DMark03のベンチマークテスト結果
FINAL FANTASY XI Official BenchMark2 ver.1.01のベンチマークテスト結果

 この結果から分かるように、LC900/8Eのパフォーマンスは非常に優秀である。PCMark2002のCPU ScoreやMemory Scoreは、ノートPCでは最速レベルであり、デスクトップPCと比べても引けをとらない。3.2GHzという高いCPUクロックとPC2700 DDRメモリの搭載が効いているのであろう。HDD Scoreは、さすがに7200rpmクラスの3.5インチHDDを搭載したデスクトップPCにはかなわないが、ノートPCとしては十分高い値である。

 3D描画性能を計測する3DMark2001 SEや3DMark03、FINAL FANTASY XI Official BenchMark2のスコアも、ノートPCとは思えない高い値を記録している。特にFINAL FANTASI XI Official BenchMark2のスコアは高く、高解像度モードでも十分プレイできるだろう。

 LC900/8Eは、高解像度液晶と高速CPU、高性能グラフィックチップを搭載したハイエンドノートPCであり、さまざまな用途に対応できるマシンである。実売価格は約34万円とかなり高いが、UXGA表示が可能な高解像度液晶やIEEE 802.11a/b/g対応の無線LAN機能、DVDスーパーマルチドライブなどを搭載していることを考えれば、納得できる範囲だ。3D描画性能も高いので、最新ゲームをノートPCでも快適にプレイしたいという人にもおすすめだ。

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