あの“3連メーター”再び! Cooler Master「Musketeer2」登場にカスタム意欲が再燃した週末アキバPick UP!

» 2004年05月22日 00時16分 公開
[古田雄介(アバンギャルド)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]

 台風の直撃をあやうく回避した今週末のアキバ。3連メーター型サウンドコントローラに加え、XIAi(エクシーア)や謎のRADEON 9550などグラフィックスカードラッシュが続く中、巨大な14センチファンが単体発売されるなど、夏に向けて静音・冷却パーツの新ラインアップもガンガン投入されてきた。

5インチベイ搭載の3連メーター型パーツ再び

 本日21日、5インチベイに搭載するサウンドコントローラー、Cooler Master「Musketeer2 LLC-U03-US/UK」が入荷し、好調に売れていた。

Cooler Master「Musketeer2 LLC-U03」。ブラックモデルの「LLC-U03-UK」と、シルバーモデル「LLC-U03-US」が用意される

 「Musketeer2」は3連並んだメーター、そしてその部分が7色LEDでカラフルに変化するギミックが特徴となっている。左右のメーターはステレオスピーカーのレベルメーター、中央のメーターはHDD用LEDコネクタに差して利用するので、HDDアクセスと連動する仕組みになっている。

 ちなみに今回のモデルは、“2”となっているが、初代「Musketeer LLC-U02」とは異なり電圧調整や温度チェック機能は装備しない。外見はそっくりだが、メーカー側でも初代がサーマルコントローラー、この“2”がサウンドコントローラーと、まったく別のラインアップと位置づけている。

 なお、各ショップとも潤沢に在庫があることなので、Musketeer LLC-U02-UXと一緒に6連メーター仕様とするのも面白そうだ。

製品Cooler Master「Musketeer2 LLC-U03-US/UK
入荷ショップ
PCパーツショップ CUSTOM 5280円
高速電脳 5544円

購入は早くしぃーや、XIAi「XIAi9600XT-DDV128LP」

 RADEON 9600XTを搭載するグラフィックスカード XIAi(エクシーア)「XIAi9600XT-DDV128LP」がアキバに登場。入荷ショップが多く、大人気ながらも潤沢に出回っている感じであった。

XIAi(エクシーア)「XIAi9600XT-DDV128LP」。ロープロファイルで3種類のコネクタに対応する貴重な1枚だ

 XIAi9600XT-DDV128LPは、ロープロファイルにRADEON 9600XTを採用したのが最大の特徴。コアクロックが500MHz、メモリクロックは600MHzと、各ショップで「ロープロで最強のビデオカード」と称されるパフォーマンスを発揮する。S-Video出力端子とDVI-Iを装備し、D-Sub15ピンへ変換するコネクタも付属する。

 入荷したBLESSによると、同社製品は軒並み高い人気を誇り、ここ最近のグラフィックスカードカードではダントツの回転率であるという。

製品XIAi「XIAi9600XT-DDV128LP
入荷ショップ
BLESS 2万1800円


一言“でかっ!” Zword「14センチファン」

 SUPER FLOWER「SF-450TS」や岡矢エレクトロニクス「音無しぃ」シリーズなどで注目を集めている14センチファンが、単体でPCパーツショップ CUSTOMに入荷していた。在庫は残り4基、再入荷の予定はないとのこと。

Zword「14センチファン」。12センチファンと比較すると、スケールの大きさに改めて驚く

 Zwordの14センチファンは、11枚の羽を備え、1500rpmで動作する。「1000rpm弱で動作しても2500rpmの8センチファン3基分程度の働きができる」(PCパーツショップ CUSTOM)とのことなので、ファンコントローラーで制御すれば静音化も効果も期待できるだろう。

 なお、ほとんどの場合は既存のケースや電源にそのままでは取り付けることはできない。ケースに穴を開けたり、フレームをやアタッチメントを追加するなど、工夫が必要になるであろう。

製品Zword「14センチファン」
入荷ショップ
PCパーツショップ CUSTOM 2980円

ATI Technologies未発表の「RADEON 9550」、1万円前後で出回る

 今週半ばから、REDEON 9600の下位GPU「RADEON 9550」を搭載したグラフィックスカードが出回り始めた。確認できたのは、SAPPHIRE製とPowerColor製の2種類で、両製品とも入荷したショップは2〜3店と少なかった。在庫は各ショップ3〜6枚ほど確認できた。

Sapphire製「RADEON 9550」。パソコンショップ・アークでは5枚入荷されていた

 「RADEON 9550」は同9600の下位といっても、ATI Technologiesから正式な発表はなく、詳細なスペックは不明だ。搭載カードから判断すると、チップの動作クロックが250MHz、メモリクロックが200MHz。同9200がそれぞれ250MHz、400MHzであることを考えるとかなり低めの設定といえるが、DirectX 9に対応するメリットがある。Sapphire製「RADEON 9550」は128Mバイトのメモリを搭載し、DVI-IとD-Sub15ピン、S-Video出力端子を備える。

 未発表チップについては、あるショップによると「ATIはGPUの仕様を途中で変更したり、最後まで発表しないことはザラ」とのことで、今回も特に珍しいケースではないようだ。ただし、RADEON 9600や9200との住み分けがしにくいという理由で入荷を見送ったショップも多く、入手はやや困難。1万円前後で購入できるメインストリームラインのグラフィックスカードという位置づけのようだ。

製品Sapphire「RADEON 9550
入荷ショップ
パソコンショップ・アーク 9800円
BLESS 9800円

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