普通紙主体の印刷なら十分に活用できる――デル オールインワンプリンタ 922(1/2 ページ)

» 2004年07月01日 17時01分 公開
[今藤弘一,ITmedia]

 日本でもデルがプリンタ事業に参入した。デルブランドとしてリリースされたのは、今回紹介するインクジェット複合機「デル オールインワンプリンタ 922」(以下、デル922)と、モノクロレーザープリンタ「デル レーザープリンタ 1700n」の2機種だ。

 今回はまず、デル922を取り上げたい。スペックの詳細は関連記事を参照していただくとして、早速プリンタの紹介に移ろう。デル レーザープリンタ 1700nについては、後日紹介する予定だ。

 デル922は、プリンタメーカーからのOEMによって供給されている。OEMメーカーの名前についてはデルは明らかにしていないが、筐体の外観を見ていただければ分かるように、レックスマークの「X5270」に酷似している(X5250も外観は同じ)。もちろん、プリンタドライバの画面もほぼ同じで、「AIOナビ」という名称となっている。

デル オールインワンプリンタ 922
デル922の「AIOナビ」

 デル922の本体上部にはボタンが配置されており、電源ボタン、カラーコピー、モノクロコピー、部数や用紙サイズ、拡大率の設定を行うボタンなど、割り当てられている機能もX5270と同様だ。このほか、用紙タイプの自動検知機能や、インクがブラック、CMYカラー、フォト(フォトCM+ブラック)の3種類で構成されているのも変わらない。もちろん、PictBridgeなどのダイレクトプリントには対応しない。

本体上部に配置されているボタン類。青がカラーコピー、黒がモノクロコピー用のボタン

 ただし、X5270と外観や機能が似ていても、レックスマーク製のインクは認識されないため利用できず、デル922専用のカートリッジが必要になる。

 なお、インク残量が少なくなったときには、プリンタドライバから警告画面が表示されるとともに、オンラインショッピングサイトで購入するためのボタンが表示される。ボタンを押すと、Webサイトが表示されて注文できる、というわけだ。デルによると、15時までに発注されたものであれば、翌日中には配達されるとのことだ。

デル922で利用されるインク。レックスマークのものとは微妙に形が異なる
プリンタドライバ画面。インク残量の警告と同時に、オンラインショッピングサイトへの誘導ボタンと、電話番号が表示される
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