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» 2004年07月06日 14時31分 UPDATE

1万円で買える普通紙コピー・文書印刷専用機――レックスマーク「X2250」 (1/2)

レックスマーク インターナショナルの複合機はほとんどの機種が1万円台で買え、低価格帯ではある程度の成功を収めてきた。今回レビューする「X2250」も、実勢で1万円ちょっとのエントリー複合機だ。機能と性能、コストパフォーマンスはどうだろうか。

[リアクション,ITmedia]

単独コピーに対応した低価格複合機

 X2250は、従来モデル「X1150」のリニューアル版だ。X1150は単独コピーができない点がかなり不評だったが(PCと接続しなければコピー機能を使えない)、X2250は単独コピーに対応した。本体デザインとサイズ、重量、プリンタ部とスキャナ部の仕様はまったく同じだ。インタフェースはUSB1.1、もしくはUSB2.0 Full-Speedである。メモリカードスロットやデジカメ直結などのダイレクト印刷には対応していない。

ki_2250_01.jpg レックスマーク インターナショナルの複合機「X2250」

 印刷ヘッド一体型のインクカートリッジには、CMYカラーと顔料系ブラックの2本を使う。印刷解像度は最大4800×1200dpiで、ノズル数はカラーがCMY各色64ノズル、ブラックが208ノズルだ。カラー印刷は遅いがモノクロ印刷は速い。インクドロップはカラーが7ピコリットル、ブラックが24ピコリットルだ。先日レビューした「X5270」で採用された新型カートリッジではなく、従来型のカートリッジだ。インク交換による6色印刷には対応していない。

ki_2250_02.jpg インクは従来型のカートリッジを使用

 また、フチなし印刷はできず、最小マージンも上が1.7ミリ、下が12.7ミリ、左右が3.4ミリ(A4以外の用紙サイズは6.4ミリ)と大きい。特に、下のマージンが12.7ミリというのは、はがきなど小さい用紙への印刷でかなりの制約となる。

 スキャナ部のイメージセンサーはCISで、光学解像度は600×1200dpiだ。入力階調はRGB各色16ビットの48ビット、出力はRGB各色8ビットの24ビットとなる。コピーや反射原稿専用のスキャナ部としては、必要十分なスペックだ。

ki_2250_03.jpg スキャナ部のイメージセンサーはCISで、光学解像度は600×1200dpi

 注目の単独コピー機能だが、X5270を試用したときよりさらに驚いた。A4普通紙に、カラーかモノクロでコピーするだけなのだ。この発想はとても潔い。

 コピー操作も単純明快だ。カラーはカラーボタン、モノクロはモノクロボタンを押すだけ。画質は「標準」の設定だが、各ボタンを2秒ほど押したままにしていると「高品質」でコピーされる。コピー枚数は1〜9枚まで設定できる。

 液晶パネルもなく、用紙サイズの設定や拡大縮小、割付コピーなどは一切できない。はがきやL判プリント写真などを原稿として、同じサイズの用紙にコピーすることは可能だ。なお、PCと接続して付属ツールを使ったコピーでは、4段階の画質、用紙サイズ、拡大縮小、用紙サイズに合わせた自動倍率などの機能が使える。

ki_2250_04.jpg 上から電源ボタン、スキャンボタン。下段左がカラーコピー、下段右がモノクロコピー。カラーはカラーボタン、モノクロはモノクロボタンを押すとコピーできる
ki_2250_05.jpg 付属ツール「AIOナビ」を使ったコピーでは、用紙種類とサイズ、画質、拡大縮小などを設定できる。

 PC接続時のプリンタドライバとスキャナドライバ(TWAIN)の設定画面と内容は、X5270とまったく同じものなので、X5270のレビューを参照していただきたい。

 1つ気になったのは、給紙の精度がどうも不安定なことだ。用紙サイズに関係なく、斜めに給紙されてしまうことがあり、ひどいときはそのまま紙詰まりになる。給紙枚数が少ないと不安定になるようだ。

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