LAN接続でデュアルディスプレイに――エージーテック、デスクトップ拡張ソフト「MaxiVista」発表

» 2004年07月27日 11時55分 公開
[岩城俊介,ITmedia]

 エージーテックは7月27日、独Bartels Media製デスクトップ拡張ソフト「MaxiVista」を発表、同日より発売を開始する。価格は、パッケージ版が9450円、ダウンロード版が7980円(共に税込み)。

photo MaxiVista

 MaxiVistaは、LAN接続されている別PCのディスプレイをもう一つのディスプレイとし、ソフトウェア的にデュアルディスプレイ環境が構築できるデスクトップ拡張ツール。ドライバ追加により、擬似的にグラフィックスカードを増設、LAN接続されたPCおよびディスプレイをもう一つのディスプレイとして認識するような仕組みになっているという。

photo LAN接続された別デスクトップPCのディスプレイに表示されたノートPCのデスクトップ

 例えば普段ノートPCを使用、傍らにLAN接続されたデスクトップPCが1台あるといった場合、そのデスクトップPCをノートPC用のデュアルディスプレイ用として、グラフィックス機能を追加するイメージで利用することができる。表示モードとしては、上下左右のスパンモードのみ対応、同様画面を別ディスプレイに移すクローンモードには対応しない。

photo 「画面のプロパティ」を見ると、MaxiVista Driverというグラフィックスドライバの追加が確認できる

 同様効果をもたらすものとして、USB2.0接続にてデュアルディスプレイ環境を構築できるパーツ、海連「サインはVGA」(レビュー参照)などが発売されているが、MaxiVistaはそれをソフトウェア的に提供できるというのが特徴となっている。

 2台の接続には、サーバーソフト側でクライアント用ソフトを生成し、おのおのにインストールすることで認識させる。ほか、IPアドレス指定により特定クライアントのみ指定することもできる。なお、使い道はないかもしれないが同社テストでは、グローバルIPアドレス指定によりLAN外のクライアント認識も可能という。

 対応OSは、プライマリPC用がWindows XP/2000 Professional/Server 2003、2台目側がWindows XP/2000 Professional/Me/NT4.0/98/Server 2003。

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