透光性セラミックスでズームレンズを2割薄く カシオ

» 2004年08月02日 16時48分 公開
[ITmedia]

 カシオ計算機は8月2日、透光性セラミックスを使ったレンズを世界で始めて開発したと発表した。同社製デジカメのズームレンズ構成に組み込めば、約2割の薄型化が可能になるという。

 村田製作所が開発した透光性セラミックス「ルミセラ」を採用した。透過率は光学ガラスと同等、屈折率は光学ガラスよりも高いのが特徴。強度も高いという。

 短波長の光の透過率を向上させたほか、透光性を低下させる気泡を除去。研磨方法やコーティングも確立してデジカメに最適なレンズにした。

「ルミセラ」(左)と、レンズ構成イメージ

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