リコーは8月19日、25ミリの薄型ボディに28ミリからの広角光学4.8倍ズームレンズを搭載した400万有効画素マニュアルコンパクトデジカメ「Caplio R1」を9月3日に発売すると発表した。ボディカラーはシルバーとブラックの2色がある。価格はオープンで、予想実売価格は4万円前後。
同製品は、3月末に発売した324万有効画素広角光学3.6倍ズーム機「Caplio RX」の上位モデル。レンズ収納時にレンズを振り子のようにスイングさせて鏡胴外に逃がす新レンズシステム「Retracting LENS System」を採用し、100.2(幅)×25.0(奥行き)×55.0(高さ)ミリの薄型コンパクトボディに28〜135ミリ(35ミリフィルムカメラ換算)の広角光学4.8倍ズームレンズを搭載した。搭載CCDも、Caplio RXの有効324万から有効400万へと高画素化されている。
画像処理エンジンには、暗部階調表現と色再現性を改善するとともに、高速処理化と低消費電力化を実現する新開発の「Smooth Imaging Engine」を採用した。同エンジンとRetracting LENS System、およびCCDセンサーと外部オートフォーカス測距センサーを組み合わせたハイブリッドAFシステムにより、起動時間約0.8秒、撮影間隔約0.9秒、レリーズタイムラグ半押しから最短約0.003秒、一気押しで最短約0.05秒の高速レスポンスを達成した。また、低消費電力化により、単3型アルカリ電池使用時で撮影可能枚数約200枚、オプションの専用充電池使用時で約500枚の長時間駆動も実現している。
撮影距離は30センチから無限遠で、マクロモード時は1センチまで(テレ側でも13センチまで)寄ることができる。フォーカスポイントを自由に移動できるAFターゲット移動機能をマクロモード時に利用することも可能だ。
撮影機能では、6種類のピクチャーシーンモードや、16コマを1ファイルに連続撮影する連続プロセス撮影機能、オートブラケット/ホワイトバランスブラケット機能、リアルタイムヒストグラム表示機能などを搭載する。露出、ホワイトバランス、ISO感度はマニュアル設定可能で、任意のユーザー設定を登録することもできる。
Caplio R1の主な仕様は以下の通り。
製品名 | Caplio R1 |
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撮像素子 | 1/2.5インチ400万有効画素CCD |
レンズ | 光学4.8倍ズームレンズ、焦点距離:28〜135ミリ(35ミリフィルムカメラ換算)、開放F値:F3.3〜4.8 |
最大画像サイズ | 2304×1728ドット(静止画)/320×240ドット(動画) |
撮影距離 | 約0.3メートル〜∞(マクロモード時約0.01メートル〜∞) |
記録媒体 | 内蔵メモリ(12Mバイト)、SDメモリーカード/マルチメディアカード |
液晶ディスプレイ | 1.8インチ約11万画素透過型アモルファスシリコンTFT |
ファインダー | 実像光学式ズームファインダー |
バッテリー | 専用充電池(オプション)、単3型電池 |
撮影可能枚数 | 約200枚(単3型アルカリ電池使用時) |
サイズ | 100.2(幅)×25.0(奥行き)×55.0(高さ)ミリ |
重量 | 約150グラム(本体のみ) |
価格 | オープン(予想実売価格4万円前後) |
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