炭素棒を入れる。マイナスは外側の缶から取り出すけど、プラスは取り出す電極が必要なので、電気を通す炭素棒を使うわけだ。手が汚れるため、袋の上から扱う。
軽く差し込んだらビニール袋をあてて、木槌で叩く。斜めに当たると炭素棒が折れるから慎重に。5ミリぐらい飛び出てればよい。
親子で真剣に叩くの図。この回は失敗した人はいなかったようだ
炭素棒の上からキャップをはめる。ここでも木槌で叩く。ピッチリはまれば、電池は一応完成だ。
最後にあらかじめ用意しておいた外装シールを貼る。
さて、うまくできたかな?
豆電球が光った。やった!成功。
照明を消して、みんなで光った電球を振ってみた。キレイ。
みんな無事完成。この電池は実験用のだから売っている電池と混ぜたり、普通に使ってはいけない。そういえば二酸化マンガンも缶の半分ぐらいしか入ってなかった。
という感じで、筆者も実際に乾電池を作ってみたのだが……いやあ、すごく楽しい。仕事を忘れて楽しめた。子供の頃にこういうのできたらすごくよかったのに。
学校授業への出張教室や、自主開催向けにキットの供給も松下電器グループCS活動の一環として行っている。今年はWebサイト上で、ここで扱ったキット以外のものも含めた「手づくり乾電池キット&電池実験セット」のプレゼント企画もあった。
実は関東でも去年まで開催していたところがあったので、そこに取材に行く予定だったのだが「今年は開催しません」とのことで本社での見学となった。関西圏の方は来年ぜひ参加してみてはどうだろうか? なお、バッテリワールドと松下幸之助記念館の見学は、個人でも平日ならば予約制で行くことができる。
次回はもう少し年齢層が高く、かつ20倍を超える高倍率を勝ち残ってようやく参加できる「手づくりレッツノート工房」をお届けする。
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