MCE2005とLGA775 Pentium 4との親和性を強調――「インテル LGA775 EXPO」イベントレポート(2/2 ページ)

» 2004年09月21日 21時57分 公開
[池紀彦,ITmedia]
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コア/メモリクロックを切り替え可能なDual BIOS搭載グラフィックスカード

 一方グラフィックスカード製品は、GeForce 6600/6600GT、RADEON X600 Proチップ搭載製品を中心に、各メーカーによる展示が行われた。

photo ABIT「RX600Pro-Guru」はRADEON X600 Proを採用、加えてジャンパの変更でコアクロックやメモリクロックなどの設定を切り替えることができるDual BIOS機能を備える。10月発売予定
photo エルザジャパンは、GeForce 6600GT搭載製品「ELSA GLADIAC 743GT」のデモが行われていた。発売は10月前半の予定
photo MSIでは、GeForce 6600GT搭載「NX6600GT-VTD128E」を展示。こちらは10月発売予定

 マザーボード製品に関しては、インテル915P/G/925チップ搭載マザーが多数展示されていた。ほとんどが発売済みだが、これから発売予定の製品も展示されていたのでその一部を紹介しよう。

 AOpenでは、未発売のIntel 915P搭載マザー「i915Pa-EFR2」を展示。主な特徴は、ギガビットLANとIEEE1394をオンボード搭載され、DDR2 SDRAM対応で、10月末発売予定。また、Pentium M対応マザー「i855GMEm-LFS」は9月末発売予定となっている。なおi855GMEm-LFSに関しては、専用CPUクーラーが付属し、これまで入荷数が少なく入手困難となっていた製品とは違い、かなりの数を出荷する予定とのことだ。

photo i915Pa-EFR2(左)、i855GMEm-LFS(右)

 また、発売済みのLGA775対応キューブ型ベアボーン「XCcube」に、Windows XP Media Center Edition 2005対応モデルの追加を示唆した。

ジェットエンジン風CPUクーラー、液冷キット標準装備のPCケースなど

 ASUSブースでは、発売済みのLGA775関連製品以外に、ジェットエンジンのような形の未発表LGA775/Secket 478対応CPUクーラーが展示されていた。型番や主なスペックは不明だが、3.5インチベイに装着可能なファンコンが付属するようだ。発表は10月中で11月発売が予定されている。

photo ASUS製ジェットエンジン風のLGA775/Secket 478対応CPUクーラー

 オウルテックブースでは、11月発売予定となる液冷キットを標準搭載したPCケース「OWL-612-SLT/WC」が展示されていた。このケースは、山洋電気製液冷システムが採用され、大型ラジエータとそれを冷却するファンが組み込まれたPCケースとして、半キット状態で発売されるようだ。

photo 2004年7月に開催された「データストレージEXPO」でも見かけたオウルテックの密封液冷システム標準搭載のPCケース

 GIGA-BYTEブースでは、LGA775システム対応ベアボーンキット「MB91 VB2」が大々的に展示されていた。搭載マザーはIntel 915G搭載の「GA-8I915G-MF」のようで、10月中旬発売予定となっている。

photo LGA775システム対応ベアボーンキット「MB91 VB2」

 ニプロンのブースでは、24ピンのLGA775システム、Serial ATA対応電源「PCSA-470P-E2J1」が展示されていた。同社は、現在でもPCメーカーへのOEM供給を行なう電源メーカーだが、電源の単品販売はPentium III時代以来となる。出荷開始は10月末〜11月初旬が予定されており、現在、同社Webサイトで予約受付中となっている。価格は2万5300円。

photo ニプロン製24ピン対応の470ワット電源「PCSA-470P-E2J1」など
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