アスクは11月24日、ASUS製品におけるネットワーク関連機器の国内取り扱いの開始を発表、同時に2.5インチHDD無線NAS化キット、世界最小クラスのIEEE802.11b/g対応無線LANアクセスポイント製品を発売する。
発表された製品は、2.5インチHDDを内蔵可能なポータブルNAS兼無線LANアクセスポイント「WL-HDD 2.5」と、重量約62グラムと小型サイズのIEEE802.11b/g対応無線LANアクセスポイント「WL-330g」。双方発売は11月下旬、価格はオープンプライス。予想実売価格はWL-HDD 2.5が1万7000円、WL-330gが1万円。
WL-HDD 2.5は、2.5インチHDDを内蔵可能なポータブルHDDケースとして、100BASE-TX LANポート搭載によりNASとして、IEEE802.11b/gに対応する無線LAN機能の搭載により無線LANアクセスポイントおよび無線NASとして、USB1.1ポート搭載により、USBメモリ向け自動コピーデバイスとして、多機能活用できるのが特徴となっている。
無線LAN機能としてIEEE802.11b/g規格対応に加え、128ビットWEP/WPA-PSKなどセキュリティ機能も搭載する。
本体サイズは、90(幅)×25(高さ)×180(奥行き)ミリ、重量200グラム。
WL-330gは、世界最小クラスと謳う小型アクセスポイント製品で、IEEE802.11b/g(128ビットWEP/WPA-PSK)対応無線LANアクセスポイントとして、本体スイッチ切り替えにより同規格対応無線LANアダプタとしても機能する。
電源はACアダプタからの給電方法のほか、付属のACアダプタ用コネクタ付きUSBケーブルにより、USB給電での動作も可能となっている。
本体サイズは、60(幅)×17(高さ)×84(奥行き)ミリ、重量62グラム。
ほかASUSでは、USBメモリ型のUSB2.0対応無線LANアダプタ「WL-167g」、PCカードタイプのIEEE802.11b/g対応無線LANアダプタ「WL-100g」、IEEE802.11b/g(128ビットWEP/WPA-PSK)対応でプリンタ/外付けHDD/Webカメラなどを接続可能なUSBポートを搭載する無線LANブロードバンドルータ「WL-500g」、IEEE802.11b/g(128ビットWEP/WPA-PSK)やPoE(Power over LAN)に対応し、NAT/ファイアウォール機能などを有する無線LANアクセスポイント「WL-300g」など、ネットワーク関連機器各種を発売している。
現在同社は、マザーボードやグラフィックスカードなど自作PCパーツベンダーとしては国内でも広く認知されてはいるが、現状ネットワーク機器に関してはそれほど認知されているわけではなかった。今後は国内でもより対象を広げ、同社が掲げる3C(Computer、Consumer、Communication)総合メーカーとして、とくにCommunication分野への拡大のために専用工場を設置し、ネットワーク機器分野へも力を入れていくという。
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