双方同じコンセプトだが、不正アクセスに対するオリジナルのセキュリティ機能を搭載する。それがウイルスバスター2005における「無線LANパトロール」と、NIS2005の「侵入検知」機能だ。
ウイルスバスター2005
「無線LANパトロール」機能は、無線LAN経由の不正アクセスを監視する機能だ。一定時間ごとにネットワークに接続機器をチェックし、覚えのないPCが進入できないようにできる。
NIS2005
PCに対するアクセスを検出し、自動的に接続を遮断する「侵入検知」機能を搭載する。単に不正アクセスを監視するだけでなく、自動的に対処してくれるのが特徴だ。
ウイルスバスター2005、NIS2005双方ともWindows XP SP2に対応し、これに搭載されるセキュリティセンターと連携できるようになっている。
分かりやすいインタフェースと設定手順の少なさで、ビギナーならウイルスバスター2005が使いやすいかもしれない。パッケージ版は8925円、ダウンロード版は5250円。
デフォルトでも問題なく使えるが、設定項目が多いのがNIS2005の特徴で、機能の充実しているという感覚だ。パッケージ版は1万290円、ダウンロード版は5775円となっている。
ちなみに、ネットワーク経由でウイルス定義ファイルやプログラムのアップデート機能が備わるが、バンドル製品の場合は90日、製品版は1年間有効で、有効期限が切れた場合には更新する必要がある。更新費用はウイルスバスターが3150円、NIS2005が4200円(NIS2003以降、製品/ダウンロード版の場合)となる。
従来バージョンのユーザーは、さらに1年間契約更新するか、新バージョンを購入するかの選択を行うことになる。ウイルスバスターはダウンロード版の場合、差し引き2100円、NISは1575円で新バージョンへアップグレードできる計算となる。新たに搭載された個人情報漏えい防止機能や、フィッシング詐欺防止機能は、万が一の被害を考えると価格の価値が分かると言えよう。
ウイルスバスター2005 インターネットセキュリティ
ノートン・インターネットセキュリティ2005
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