今、なぜモバイルマウスなのか――Logitechが語る「本気と情熱」インタビュー(3/3 ページ)

» 2004年12月15日 22時13分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
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2.4GHz帯無線の今後は

ITmedia では最後に個人的な質問を。とりわけデザインには自信を持っているようで、もちろんそれは大いに同意できます。ただし私的には、もう少しカラーラインアップが欲しいとも思っています。例えば、普段使用しているノートPC(日本アイ・ビー・エム ThinkPad X40)と同一化できるようなシックなブラックカラーとか、まったく逆に最近リリースされました「MX510 Performance Optical Mouse(MX-510RD)」のような鮮やかなレッドカラーモデルなどがあれば、より心惹かれてしまいそうです。

photo 「MX510 Performance Optical Mouse(MX-510RD)」

Ashish 確かに、多数のカラーラインアップを揃える有線式モバイルマウスの「Notebook Optical Mouse Plus(MDO-30)」の例もありますし、カラーについては所持する満足度をさらに高める一因になります。特にV-500は、まさにそのようなユーザーをターゲットにしているため、具体的な計画やリリース日は決まってはいませんが、今後カラーラインアップを追加するだろう、と言ってかまわないでしょう。

photo Notebook Optical Mouse Plusのカラーラインアップ

ITmedia なるほど、それは楽しみです。もう一つ、到達範囲が広い2.4GHz帯無線を採用するキーボード、あるいはリモコンのような製品も欲しいのですが。

Ashish 2.4GHzのテクノロジーは、例えばリビングルームで使うものにしても、メディア用アプリケーションで距離の離れたところから使うにしても有用なテクノロジーだと思います。きちんとLogitechならではの価値提案ができ、本当にユーザーに求められていると判断したのであれば、もちろんありえない話ではありません。特にリモコンなどはおもしろそうですね。

ITmedia 最後に日本のユーザーに一言お願いします。

Ashish 日本は、ワールドワイド市場に対してトレンドを作る市場の一つであると思っています。日本のユーザーは、機能そのものはもちろん、とりわけ自分の所有欲を満たせるデザインや色、操作性の欲求レベルがとくに高い傾向にあります。

 そのため、適切な価値を与えてくれるもので、適切なブランドであれば、少しくらいプレミアムな値段を支払ってもよいと考える人も多いとは思いますが、それは同時に、価格に見合った価値がないと判断されれば見向きもされなくなることも意味するシビアな市場です。それらを理解した上で提供する製品が「V-500」というわけです。

 Logitechとしても、私のチームとしても、それぞれの価格帯で、使い勝手はもちろん所有欲さえ満たせるような製品を提供しなければならない、ということを強く信じて今後も製品をリリースしていく予定です。

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