ユーリードシステムズは1月13日、高機能画像編集ソフトPhotoImpactの最新バージョン「PhotoImpact 10」を発表、2月11日より発売する。価格は通常パッケージ版で1万5540円(税込み)。
PhotoImpact 10は、デジカメデータの取り込みから写真レタッチ機能などが多数搭載される高機能画像編集ソフト。前バージョンである8より、1995年の発売開始から今年10周年を迎えたことで、バージョン10とした。
製品ラインアップは、通常パッケージ版が1万5540円、ユーリード製品/他社製画像編集ソフト(Photoshop系、PaintShop Pro、デジカメde!!同時プリント、デジカメスタジオ、デジカメNinjaなど)向けの乗り換え/アップグレード版が1万290円、アカデミック版が8190円、オフィシャルガイドブックとチュートリアルDVDも付属する入門セットが1万8690円(入門セットのみ4月8日発売)。
主な特徴として、
などが挙げられ、主にミッドレンジ以上のデジカメ所有者や、失敗写真をPCで補正したり、写真加工したいと考えるユーザーや、ビジネス業務でのレタッチやWebページ生成を行うユーザーに向くとしている。
オブジェクト抽出機能は、人物や建物など写真の一部を切り抜くことができる機能で、抽出の困難な毛先や輪郭のぼやけた被写体などであっても、大まかにペンでなぞるように選択するだけで高度な切り抜きを可能とする、精度の高さが特徴となる。
「オートブラケット機能」が搭載されるデジカメユーザーに最適なツールとして、新たに「HDR(ハイダイナミックレンジ)」機能が搭載される。
オートブラケット機能は、数段階分の露出設定をしつつ撮影できる機能で、例えばワンシャッターでほぼ同構図の写真を、-0.5/0/+0.5と露出をずらして3枚分連写できるもの。HDRを利用することで、それぞれの露出で撮影した写真の最も鮮やかに写っている部分、つまりいいところだけをそれぞれ抽出し合成してくれる。
また、オートブラケット撮影ではほぼ同構図のものを撮影できるが、ある1枚だけ鳥や飛行機、人物などが入ってしまったという場合でも、その部分のみマスクすることもできる。
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