きょうはデュアルGeForce 6600GTカード「GV-3D1」のゲームベンチに注目したグラフィックスカード(2/2 ページ)

» 2005年01月21日 19時34分 公開
[長浜和也,ITmedia]
前のページへ 1|2       

3DMark03 Score

3DMark03 GT1

3DMark03 GT4

Aquamark3

TOMBRAIDER angel of darkness

DOOM3(timedemo demo1)

 3DMark05や3DMark03のScore値はリファレンスカードで構成された結果を上回っている。GV-3D1はコアクロックがリファレンス同様500MHzでメモリクロックが若干速い1.125GHz。

 しかし、この傾向を「速くなったメモリクロックのおかげ」と見るには、3DMark03のGT1や、市販ゲームのベンチマークの結果が一転してリファレンスカードのNVIDIA SLI構成より下回っているのが気になるところ(ForceWareの古いバージョンで測定した3DMark03のScore値は1万3000台であった)。

 メモリクロック云々よりは、今回使用したドライバであるForceWare 71.50(とギガバイトのチューニング)の影響で特定のベンチマークが好成績を収めている、という可能性も否定できない。

 実際にGV-3D1を使用するユーザーがゲームを行う状況を想定してみると、GV-3D1と単体動作のGeForce 6600 GTの性能差はAquamark3や市販ゲームタイトルのベンチマークで示された傾向に近いのではないだろうか。

 しかし、だからといってGV-3D1を否定するものではない。とくに注目したいのはGA-K8NXP-SLIとセット価格で6万円半ばと想定されている実売価格だ。NVIDIA SLIの導入するために「久々に1台組んじゃおうかな」というユーザーなら、このパッケージのコストパフォーマンスは見逃せないはずだ。

 単体のハイエンドグラフィックスカード並みの価格でハイエンドマザーとGeForce 6600 GT2枚分のパフォーマンスを手に入れることができる。「NVIDAI SLIのためにイチから組みます」というならば、「GV-3D1」「GA-K8NXP-SLI」は現実的な購入価格でハイパフォーマンスを手にできる、実に有力な組み合わせといえるだろう。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月19日 更新
  1. バッファロー製Wi-Fiルーターに脆弱性 対象機種は今すぐファームウェア更新を (2024年04月17日)
  2. ノートPCに外付けキーボードを“載せて”使える「タイプスティックス/打ち箸」に新色 (2024年04月18日)
  3. さらなる高速化を実現! PCI Express 5.0接続SSDの新モデル「Crucial T705」を試して分かったこと (2024年04月18日)
  4. ついに8K対応した「Insta360 X4」の画質をX3と1インチ360度版で比較 今買うべき全天球カメラだと確信した (2024年04月16日)
  5. SwitchBotのミニプラグに不具合 「断続的にオン/オフを繰り返す、異音」などで該当製品の交換を呼びかけ (2024年04月17日)
  6. アイロボットが4万円切りの「水拭き対応ロボット掃除機」を投入 “一家に1台”を目指す (2024年04月17日)
  7. 「JBL GO 4」でBluetoothスピーカーデビュー! 累計出荷台数5700万台を突破した人気製品の最新モデルを試す (2024年04月17日)
  8. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  9. 無線LANルーター「Aterm」シリーズの一部に複数の脆弱性 設定変更や買い替えをアナウンス (2024年04月11日)
  10. NVIDIA、Ampereアーキテクチャを採用したシングルスロット設計のデスクトップ向けGPU「NVIDIA RTX A400/A1000」を発表 (2024年04月17日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー