東芝、初のコンシューマー向けTabletPC「dynabook R10」発表ニュース

東芝は2月7日、同社製品としては初となるコンシューマー向けTabletPC「dynabook R10」を発表した。予想実売価格は19万円台半ばで、2月下旬発売の予定。

» 2005年02月07日 15時00分 公開
[ITmedia]

 東芝は2月7日、同社製品としては初となるコンシューマー向けTabletPC「dynabook R10」を発表した。価格はオープン、予想実売価格は19万円台半ばで、発売は2月下旬の予定。

東芝初のコンシューマー向けTabletPC「dynabook R10」

 東芝は2002年11月に同社初のTabletPC「DynaBook SS 3500」を発売して以来、「dynabook SS M200 140L/2X」(発売:2003年12月)、スペックアップ版の「同SS M200 160L/2X」(同2004年12月)と計3台のTabletPCを発売しているが、いずれも12.1インチタブレット液晶を採用したビジネスモバイル向けの製品で、ホームユースを想定した純然たるコンシューマー向けTabletPCはR10が初めてとなる。

 搭載ディスプレイは、大きく見やすい1024×768ドット表示(XGA)対応の14インチSuperViewタブレット液晶。キーピッチ19ミリ、キーストローク2.7ミリのフルサイズキーボードを装備したコンバーチブル型で、画面の向きを180度回転させることにより、ペンだけで操作するタブレットモードでも使用することが可能だ。

ディスプレイを180度回転させることにより、タブレットモードでも使用できる

 搭載CPUはCeleron M 360(1.40GHz)。チップセットはグラフィックス機能内蔵のIntel 855GMEで、メモリはPC2700対応DDR SDRAMを512Mバイト標準搭載する(最大2Gバイト)。HDDはUltraATA/100対応60Gバイトで、光学ドライブには片面2層DVD+R(DVD+R DL)対応のDVD-RAM/±R/RWスーパーマルチドライブを採用した。

 本体のサイズは328(幅)×289.7(奥行き)×36.9〜38.4(高さ)ミリ、重量は約2.8キロで、自室やリビング、キッチンなど家庭内のどこにでも持ち運んで使えるようにIEEE802.11b/g対応無線LANを標準搭載している。

 ペン操作に対応した多数のアプリケーションをバンドルしているのもR10の特徴だ。「Office Personal 2003」と「Office OneNote 2003」の両ビジネスソフトパッケージをはじめ、フォトレタッチソフト「Photoshop Elements 3.0」、はがき作成ソフト「筆ぐるめVer.12」、シール作成ソフト「プリプリまろん」、児童向けお絵描きソフト、漢字学習ソフト、知育ソフト、ユーティリティ、ゲームなど、10種類以上のペン対応アプリケーションが付属する。

 東芝によると、付属ソフトだけでも2万円以上の付加価値があり、別途購入すれば数千円〜数万円するペンタブレットが標準装備されていることを考えると、非常に高い価格競争力を実現できたとしている。

 dynabook R10の主な仕様は以下の通り。

モデル名dynabook R10/170L7
プレインストールOSWindows XP TabletPC Edition 2005
CPUCeleron M 260(1.40GHz)
チップセットIntel 855GME
メモリ(最大)PC2700対応DDR SDRAM 512Mバイト(2Gバイト)
ディスプレイXGA対応14インチSuperViewタブレット液晶
グラフィックスチップセット内蔵
HDDUltraATA/100対応60Gバイト
光学ドライブDVD+R DL対応DVDスーパーマルチドライブ
通信LAN、IEEE802.11b/g対応無線LAN、モデム
インタフェースPCカードTypeIIスロット×1、SDカードスロット、USB2.0×3、IEEE1394、RGB、S-Video出力、サウンド入出力
バッテリ駆動時間約2時間
サイズ328(幅)×289.7(奥行き)×36.9〜38.4(高さ)ミリ
重量約2.8キロ
価格(予想実売価格)オープン(19万円台半ば)

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