視聴・録画ソフトは「mAgicTV 5」を使用する。GV-MVP/GXも、最大6枚まで設置が可能で、最大6番組同時録画に対応する。ただし、同じく複数枚差しに対応するGV-MVP/RX2Wなどと混在する形で「mAgicTV 5」の同時録画機能を利用することは現状できないようだ。
電子番組表はADAMS EPG+を利用する「mAgic ガイド」を使用する。1024×768ドット(XGA)表示のディスプレイでも都内のキー局すべて(7局)を表示可能で、さらに画面の右のみに現在の番組を表示する「mAgicガイドmini」も加わった。
さらに専用の録画データ再生用ソフト「mAgic Player」は、EPGの説明が表示されるだけでなく、一定時間のスキップで、CMカットが比較的簡単に行える簡易編集機能も備える。作成したチャプターデータは、付属するエンコード/編集ソフト「GVencoder」や「CyberLink PowerProducer 3 for I-O DATA」へエクスポートすることでより高度な編集も可能となっている。
GV-MVP/GXは、実売価格で2万円台(ITmedia Shoppingで最安値をチェックする)と最近のキャプチャーカード製品としてはやや高価傾向ではあるが、XCode II採用によるハードウェアエンコード&トランスコード、高画質傾向のキャプチャー画質性能、そして複数枚差しにも対応といった性能を持つ。
ここぞという番組はPCで編集し、DVDに記録するといったこだわりユーザーから、録画はもちろんトランスコード処理時においてもCPU稼働率が抑えられることで、ややPCスペックが劣るユーザーの利用にも向くことだろう。
従来製品に物足りなさを持っていたユーザーニーズに応える、そして「汎用性が高い」PCで利用するにおけるメリットを存分に活かすことができる製品だ。
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