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2005/02/10 17:00 更新

レビュー
パパ、ママ、子供たち。家族みんなのTabletPC──東芝「dynabook R10/170L7」 (1/3)

東芝から同社初のコンシューマー向けTabletPC「dynabook R10/170L7」が発表された。ノートPCとしての基本スペックはきっちり押さえつつ、スタイラスペン入力・操作に対応した多数のアプリケーションを標準装備したdynabook R10は、家族のみんなで使える魅力的なハイブリッドノートPCに仕上がっている。

 日本では、TabletPCはビジネス用途をメインターゲットとした製品というイメージが強い。事実、特定用途端末として普及が進み、さまざまな場面で活用されている。

 その一方で、一般ユーザー向けのTabletPCは日本ではほとんど存在しておらず、話題になることも少なかった。しかし、ようやく日本でもホームユースをターゲットとした本格的なTabletPCが登場した。それが東芝の「dynabook R10/170L7」である。

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東芝初のコンシューマー向けTabletPC「dynabook R10/170L7」

ペンオペレーションでより使いやすいPCに

 TabletPCといえば、専用のスタイラスペンを使って文字を入力したり操作ができるPCというイメージが強いだろう。もちろんその通りなのだが、その点ばかりがあまりにも強調され過ぎ、かえってTabletPCのイメージを損なってしまったという側面も否定できない。

 確かにTabletPCでは、スタイラスペンを利用して文字入力できるし、Windows自体をスタイラスペンで操作することも可能だ。

 とはいえ、スタイラスペンを利用した文字入力や操作は、思ったほど快適でない場合も少なからずある。特に文字入力に関しては、スタイラスペンを利用するよりもキーボードを使ったほうが、明らかに入力効率がよい。そのため、TabletPCは一般のPCよりも使いにくいのでは、という懸念が強くなってしまったわけだ。

 しかし実際には、TabletPCはスタイラスペンのみで操作するPCではない。多くのTabletPCにはキーボードも搭載されており(携帯性を最重視したピュアタブレット型もあるが)、一般的なノートPCと全く同じ感覚でキーボード入力できるようになっている。それにスタイラスペンによる入力・操作が加わることによって、通常のPC以上に使いやすいPCになる、というのがTabletPCの真の姿なのである。

 例えば、一般的なノートPCを使ってワープロや表計算ソフトで日常的に文書作成している人でも、会議などでメモを取る場合はペンと紙のメモ帳を使っていないだろうか。

 このことからもわかるように、ちょっとしたメモを取る場合は、メモ帳に手書きしたほうが効率よくメモが取れる。そして、多くの場合、そのメモを見ながらノートPCで報告書を作成することになる。

 しかしTabletPCであれば、まさにメモ帳を利用しているような感覚でメモを書き取れ、しかもそのメモをPC上ですべて管理できる。報告書を作成する場合は、通常のPCと同様にキーボードを利用して、効率良く文字を入力できる。

 もちろん書き取ったメモを画面で参照できるし、メモに書き込んだ図やスケッチなどの情報を報告書に貼り付けて再利用することも可能だ。メモ自体もPC上で管理できるので、紙のメモのようになくすこともない。結果的に、全体的な作業効率を大幅に高めてくれるのだ。

 画面に対して直接スタイラスペンで操作するため、直感的に使用できるというのもTabletPCの大きな利点だ。

 例えばデジカメ画像などを加工・修正する場合、一般的なPCでは画面上のカーソルと手元のマウスやスタイラスペンを一対のものとして認識し、画面を見ながら手元のマウスやスタイラスペンを動かすという微妙な操作感覚に慣れなければならないため、感覚的にわかりにくい。

 しかしTabletPCであれば、画面に表示された加工・修正したい部分をスタイラスペンで直接加工・修正できるため、実際のペンで実際の写真を加工・修正するかのような直感的な操作が可能だ。さらに、スタイラスペン入力に対応していないアプリケーションでも、マウスの代わりにペンで操作することはできるため、キーボードやマウスの操作に慣れていない人でも簡単に利用できる。

 今回紹介するdynabook R10は、そういったTabletPCの利点を前面に出しつつ、ホームユース向けにうまくアレンジした製品だ。ノートPCとしての基本的なスペックはきっちり押さえ、かつ、スタイラスペンによる簡単操作を実感できるアプリケーションを多数搭載することで、単なるノートPCでもTabletPCでもない魅力的な製品に仕上がっている。

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[平澤寿康,ITmedia]

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