また、キヤノンの純正フォト用紙は、光沢感が高い点も強調しておきたい。用紙の光沢感は見た目の印象を大きく左右するため、多くの人が高い光沢感を好む。加えて、PIXUS iP9910の染料インクは用紙の表面に染み込んで定着するため、用紙本来の平滑性を損なわず、高い光沢感を保てる。
インク滴全弾2ピコリットルと最高4800×2400dpiの高解像度、用紙の性能が相まって、銀塩プリント写真と同等かそれ以上のクオリティが得られるのだ。
個人でプリンタを購入する場合、A4モデルを検討する人が多いと思う。しかし、ぜひPIXUS iP9910にも目を向けてほしい。A3やA3ノビにお気に入りの写真を印刷してみると、最大A4までの出力とはまるで違う世界が開ける。
冒頭でも述べたが、PIXUS iP9910は特にデジタル一眼レフカメラとベストマッチなプリンタだ。デジタル一眼レフカメラの高品質な画像を本当に活かし、デジタルフォト環境を心から楽しむには、大判印刷がうってつけである。
第2回では、PIXUS iP9910のドライバと付属ソフト類、およびキヤノンのデジタル一眼レフカメラのRAW現像ソフト「Digital Photo Professional」との連携を紹介する予定だ。専用のICCプロファイルを用いたカラーマネジメント出力について、操作性や画質を掘り下げていくので、期待していてほしい。
掲載した印刷サンプルは、PIXUS iP9910に付属する簡単印刷ツール「Easy-PhotoPrint」から出力したもの。Easy-PhotoPrintの設定は、印刷品質のみ「画質優先」に変更している(デフォルトは「標準設定」)。
青空と花畑
花とミニカー
夜景の観覧車
* Web掲載の図版はさまざまな理由により、実際の印刷サンプルとでは見え方が異なることがある点にご留意下さい。
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