キーボードは、A4サイズノートだけに標準の19ミリピッチキーが採用されており、通常の入力感は悪くない。ただし、リターンキーの右側にPage Up/Page Downキーが配置されており、筆者が使用した感じではタイプミスが起こりやすいのが気になった。
液晶ディスプレイには1024×768ドット(XGA)表示対応の14.1インチパネルが採用されている。なおDVD試聴が想定されたツヤツヤタイプとなっており、全体的に外見もすっきりとまとまっている。
もう1つのサービススロットとして、Mini-PCIスロットがある。ただし、マニュアルにはMini-PCIスロットに関する言及がなされてはいるが、同社Web上にあるスペック表には記載されておらず、後述のBTO項目にもそのオプションは存在しない。
サービススロットから覗き込んだところでは無線LAN用のアンテナも見当たらないため、別途Mini-PCIカードを用意して無線LAN対応に、とすることは難しそうだ。動作するかどうかはまったく不明だが、Mini-PCI Bluetoothモジュールという使い方はありえるだろうが。
標準添付するバンドルソフトもかなり絞られており、DVD再生ソフトの「WinDVD5 for SOTEC」、CDライティングソフト「RecordNow!」、アンチウイルスソフト「マカフィー・ウイルススキャン:定義60日サポート版」と各社のISP導入キット程度だ。なおOffice 2003は、別途Office 2003バンドルモデル(WH2320C4B、価格は10万9800円から)が用意されている。
バッテリー持続時間は公称3.1〜3.9時間とある。そこで、バンドルされているDVD再生ソフト「WinDVD 5」で映画DVDを再生、実駆動時間はどのくらいか試してみた。
DVD再生時におけるバッテリー残量
試聴経過時間(分) | バッテリー残量(%/表示ステータス) |
0 | 99 |
30 | 81 |
60 | 62 |
90 | 43 |
120 | 24 |
127 | 20/worn |
130 | 18 |
135 | 15/off |
※明るさ最大・ボリュームレベル3に固定して測定 |
DVD再生は約135分で電池切れ(残15%)表示で終了した。重量3キロの据え置き想定A4ノートでのバッテリー性能としてはまずまずで、書斎からベッドルーム・ベッド脇などにおいて映画を見るといった場合もそこそこ大丈夫そうだ。
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