さて、機能的にはシンプルと先に触れたが、使い勝手とはまた別の話だ。
自宅で従来の光学式マウスと使い比べてみると、その俊敏な動作に舌を巻いた。確かに900dpiと分解能が高いのも事実だが、今回比較に用いた光学式マウスも800dpiと数字上ではそれほど差はない。それでもスペック以上に「ビュンビュン」とマウスカーソルが俊敏に動くのがはっきり体感できる。
だからといって細かい作業が難しいわけではない。マウスの動きに的確に反応してくれるということは、ドット単位でのマウス操作がやりにくいという印象も受けないのである。(同社「グランツHS」のような)分解能切り換え式ではなく900dpi固定となっているのは、あえて分解能を低くする必要性がないということなのだろう。
次は具体的なチェックを行ってみよう。
筆者が日常的に利用する、とある喫茶店がある。ここは無線LANスポットや電源も利用可能、コーヒーお代わり自由とモバイル用途での原稿書きに持ってこいな場所なのだが、いままでの光学式マウスがどうしても使えないのである。この喫茶店の机は模様が十分目視できるものなのだが、光沢処理されているからなのかどうなのか、光学式マウスでは本体をどれだけ動かしても1センチ程度しかマウスカーソルが移動しない、実質役に立たないのである。
ここは、同機を試すのにもってこいの場所だ。
試してみると、何事もなかったように普通にマウスカーソルが動く。いや、ごく普通に。マウスカーソルの反応が不自然だったり、動きが鈍いといったこともない。「やはりレーザーだな」と単純だが感心してしまった瞬間だった。
市場には、すでにレーザーセンサーを採用する製品がいくつか登場しているが、同機は価格がほどほどリーズナブルということも魅力だ。すでにラインアップも種類も多い光学式マウス製品と比較するとちょっと高めだが、すでに触れたようにモバイル用途でも必要十分以上に使える、つまりオールラウンダーなサイズということで、自宅でもモバイルでも同じマウスを活用できることを考えると、コストパフォーマンスは悪くない。
実際、光学式マウスは、オフィスで自分の机では使えるけど、打ち合わせスペースや会議室の机ではだめ、自宅だとパソコンデスクではOKだけどリビングルームの机ではだめ、と「ちょっと不便に思い、困っている」という人も結構いる。
このような不満を抱えたことのあるユーザーであれば、ことさらこのレーザーセンサーマウスはお勧めの選択肢であるといえる。もちろんその構造上、どのような場所でも完全無敵というわけではないが、いままでの光学式マウスよりはぐっと使える場所が増えるはずで、このことは能率向上に多いに貢献してくれることだろう。
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