GeForce 7800GTXは、基本的な内部構造は従来のGeForce 6800 Ultraと似ているものの、レビュー記事でも紹介したように、そのパフォーマンスは格段に向上している。
今回、NVIDIAが開催した日本におけるGeForce 7800 GTX説明会で壇上に立った日本・韓国マーケティングディレクターの飯田慶太氏は、そのパフォーマンスアップを実現した要因としてGeForce 6800 Ultraから増えたVertexパイプライン、Pixelパイプラインに加えて「Vertex Shader、Pixel Shaderのリデザインによって、1パイプラインあたりのパフォーマンスは向上し、フレームレートで見るパフォーマンスは従来の倍になった」とアピールした。
国内のGeForce 7800 GTX説明会で解説を一手に引き受けた日本・韓国マーケティングディレクターの飯田慶太氏
説明会にはゲストスピーカーとしてエレクトロニック・アーツのマーケティングディレクター辻良尚氏が招かれ、7月7日に日本語版が発売される予定の「バトルフィールド2」を紹介、GeForce 7800 GTXで動作させた。「高解像度でも軽く動作するGeForce 7800GTXでぜひプレイして欲しい」(辻氏)
会場には各パーツベンダーが出荷を予定している(すでに出荷が始まっている製品もある)GeForece 7800 GTX搭載グラフィックスカードを展示していた。これは久々のグラフィックスカード進出となるバッファローの「GX-78GTX/E256」で8月出荷開始の予定
ギガバイトの「GV-NX78X256V-B」
会場ではこのようにシステムに組み込んだ状態で展示しているベンダーが数多く見られたが「NVIDIAの指示で」(あるパーツベンダー関係者)実際に動かしてデモを行うところはなかった
AOpenは「Aeolus PCX7800GTX-DVD256」を出荷する。今回展示されていた製品はリファレンスカードそのままのところが多かったが、これは「NVIDIAのカード供給が急だったため」(前出とは別のパーツベンダー関係者)が原因。AOpenのPOPにはクーラーユニットにAeolusオリジナルのイラストがあしらわれていた
ASUSはEN7800GTX/2DHTV/256Mを展示。リファレンスカードと同じスペックの製品が顔を並べるなか、ASUSの製品はコアクロック470MHzという独自スペックで注目を集めている
Leadtekは「Winfast PX7800 GTX TDH」を展示。コアクロック430MHz、メモリクロック600MHzとこちらはほかの多くの製品と同じく、リファレンスカードと同じスペック
Albatronは「Albatron 7800」を展示。こちらもスペックはリファレンスカードと同じ
エルザはカードもさることながら、付属のコードにD4出力に対応したケーブルを用意しているのに注目
MSIは「例のケース」に「NX7800GTX-VT2D256E」を2枚差したNVIDIA SLI構成で展示した
MSIはファンレスの「無印」GeForce6600搭載「NX6600-VTD256EH」をNVIDIA SLI構成で展示していた。価格や静音性能を重視するゲームユーザーは注目したい構成だ
会場にはGeForce 7800GTXを組み込んだホワイトボックス系のデスクトップPCも展示。これは九十九電機が用意しているBTOシステムで、BTXマザーにPentium 4 630と1Gバイトメモリ、160GバイトHDDを組み合わせて価格は17万9800円
こちらはドスパラが準備しているAthlon 64 X2 4400+とGeForce 7800 GTXを組み合わせたシステム。7月発売予定で価格は未定
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