“Tiger”入りのPowerMac G5をいじってみた──Spotlight&Automater編Power Mac G5レビュー:第4回(2/4 ページ)

» 2005年07月12日 12時50分 公開
[こばやしゆたか,ITmedia]

 ところで、Finderで、従来通りのファイル名だけで検索したいときはどうするかというと、こうする。

 「名前」の他にこのような属性を選択することもできる。

 また、「その他」を選ぶと、さらにすごい量の属性のリストが表示される。

Spotlightのインデックスファイル

 さて、さっきから高速だと言っているSpotlightの検索だけど、実は(もちろん)検索のためのインデックスデータを作っている。各ボリュームのルートディレクトリに“.Spotlight-V100”というフォルダを作って、その中にデータをおさめているのだ。このフォルダ、不可視の上にアクセスも不許可になっていう念の入ったものである(*2)。こっそり情報をみてもサイズが分からない。

 そこで、ちょっとPower Mac G5は脇に置いておいて、普段使いのPower Mac G4をMac OS 9で起動して、中を見ててみた。

 インデックスファイルの合計サイズは、およそ次のようだった。原稿やメールなどのテキストデータや画像がたくさん入っているボリューム(データサイズ約90Gバイト)で、1.3Gバイト。MP3やAACの音楽データやムービーデータが入っているボリューム(データサイズ約85Gバイト)で、84Mバイト。

 このインデックスファイルの作成は、ユーザーの操作なしに自動的に行われる。一番最初にTigerを起動したときに、このファイルを一生懸命作り出すのだ。今回のPower Mac G5のように新しくマシンを導入した場合は、作るインデックスも小さいからすぐ終わるのだけど、今まで使っていたマシンにTigerをインストールした場合には、場合によって1日作業になることもあるのだ。

 大げさではない。わたしのiBook G3はほんとに1日作業していたのだ。インデックス作成プロセスの優先度は低いので、他の作業をすればすぐにそちらに受け渡すのだけど、でも作業は続ける。とくにiBookは、左手の下にHDDがあるので、それがずっとカリカリしているのは結構気になった。

 一度作成されてしまえば、そのあとの更新作業はほとんど時間はかからない。後の快適さのために、最初だけ我慢ということだ。


*2 "drw----------"のこと。

Spotlightをシェルから操作する

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