今宵はみんなと一緒にゲームでもWeekly Access Top10

» 2005年07月26日 22時07分 公開
[長浜和也,ITmedia]

 先週のアクセストップは“マジンガーZ”風PCケースをはじめとするニューパーツを紹介する「週末アキバPick UP!」がゲット。で、その“マジンガーZ”風PCケースですが、「ケースコーナーで一番の注目を浴びていますが、購入に踏み切るユーザーは残念ながら少ないですね」と記事にもあるように、こういったテイストのデザインは日本でどうも受けません。

 「日本のPC DIY市場はとっても変わっている」とは台湾のPCパーツベンダーが口をそろえるところでありますが、なかでも「PCケースデザイン」の嗜好はあまりにも違いすぎて、台湾の皆さんも「不能相信」と驚くばかりです。

 以前、台湾PCケースベンダーのスタッフが来日されたときに、開発しているPCケースのデザインスケッチを見る機会がありました。彼らが自信を持って見せてくれたそのデザインもやはりゴッテリゴテゴテギンギラリン、のPCケースでした。

 こういう話になると、「お国柄の違いでしょう」というあたりでよくオチがついてしまうのですが、やはりこれは欧米台湾韓国などなどの諸外国で流行っている「ヘビーゲームユーザーによるホームLANパーティー」が大きく影響しているのではないか、と私は思うのであります。

 「へぇ〜い、俺のPCケースを見ろよ。この青い輝きがとってもエキサイティングじゃないか」「はっはっはー、いまどき青色LEDを光らせて喜んでいるようなPCケースなんて、俺のフロントパネルの爆裂6連装ファンに比べたら“クソ”だ」「へいゆー! このセンスが分からないお前なんぞ俺のケツをなめろっ」なんて会話で盛り上がっているかどうかは知る由もありませんが、LANパーティーにタワー型PCケースを持ち込んで、その個性を競い合う、というのは事実のようです。

 「んなLANパーティーなんて、高速なネットワークインフラが整っている日本では必要ないでしょう」という意見もあるのですが、私は「それはどうかな?」と思うのです。

 オンラインゲームでチャットを交わしながら、「場所の制約を越えた」多くの仲間とチームを組んで遊ぶのは無論楽しいですが、たとえば、ボードゲーム(いや、将棋でも囲碁でも麻雀でも同じですが)で面と向かって対戦するということは、顔の表情や話す口調、そして手足や首、体の挙動も「腹を探る」判断材料となるわけでして、これはなかなか興味深く遊ぶことができます。

 そして、みんなで集まって「ギャーギャー」騒ぎながらゲームを遊ぶ楽しさは、これはもう、わざわざここで私が言うまでもないでしょう。

 というわけで、個人的には「顔を突き合わせてゲームする」楽しみを味わうべく、LANパーティー、とまでは(うーん、やっぱり)いかないのですが、ボードゲーム(といっても、いま主流のドイツ系ゲームではない)の相手を探したり(ゲームサークルというのが今でもけっこう残っているのですね)、オークションで「むぅぅ、SPIの“Red Sun Rising”が5000円スタートか」と悩んでみたりするのでありました。

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