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» 2005年08月01日 19時03分 UPDATE

2005年7月:5分で分かった気になる、今月のアキバ事情 (1/2)

ひさびさづくしの7月──そして「こちらも気は抜けない」という、シビアな目を持つ若年アキバユーザー増加に対するショップの反応は?

[古田雄介(アバンギャルド)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]

ひさびさ1:TEAC製DVDドライブ新モデル

 ここ1か月のアキバは、毎回周回するごとに「久しぶりの……」といったPOPを多く目にした。

 まずは7月初頭よりアキバ各ショップの店頭に並んだ、TEAC製DVDハイパーマルチドライブ「DV-W516E」だ。最初に入荷したフェイス秋葉原本店では7670円で販売し、初回入荷分を数日で売り切ってしまったというほどの人気。ほかのショップでも7000円台と導入しやすい値が付いている。

photo TEAC「DV-W516E」(ITmedia Shoppingで最安値をチェックする)。ベゼルカラーはブラックとホワイトのほか、シルバー、アイボリーモデルも用意される

 DV-W516Eは、8倍速2層DVD±R記録、16倍速DVD±R記録、5倍速DVD-RAM記録に対応する内蔵DVDドライブだ

 「DVDドライブの価格競争が激しくなり、TEACはその競争から身を引いたと考えていたユーザー、もちろん私ら店員含めて多かったのです。それが、このスペックでいきなり8000円以下で登場したということで、DVDドライブの中では断トツに売れています」(フェイス秋葉原本店)や、「安くてもTEACの粋を集めた完全独自設計のもの。売れないほうがおかしい」(クレバリー1号店)など、1年以上間をおいたTEACの新製品に、入荷したショップは軒並み歓迎ムードとなっている。

ひさびさ2:AOpen製AMDシステム用マザー

 7月第2週には、AOpenからとなる初のSocket 939マザー「nCK804Ua-LFS」が登場した。nCK804Ua-LFSは、チップセットにnForce4 Ultraを採用するATXマザーで、価格は1万5000円前後。PCI Express x16スロットを1基とPCI Express x1を2基、PCIスロットを3基備える。

photo nForce4 Ultraを採用する

 AOpenはSocket 754が登場した頃に投入したAMDシステム用モデルを最後に、インテルシステム用マザーに特化していた感じだったが、突然復活してきた。このことについて「代理店もとくに何もいっていませんが、単発の製品というわけでもなく、今後もAMDシステム用マザーをリリースしていくようです」(ワンネス)という。

 入荷したツートップ秋葉原本店は「ごくごく普通のスペックで、価格もこなれています。新製品なのに、さも昔からあった製品のように店頭に並んでいます」と話す。

ひさびさ3:水冷キット「POSEIDON」に関連した新たな流行傾向が

 国内自作パーツ市場で水冷キットがブレイクしたきっかけは、2002年の夏までさかのぼる。当時水冷キットといえば、4、5万円、あるいはそれ以上のプライスが付く高級パーツという印象が強かったが、1万円以下という価格で登場した「POSEIDON WCL-02」により、印象が変化し、一般アキバユーザーでも導入できうる価格帯の製品が数多くリリースされてくるようになった。

 そのPOSEIDON、今年は本体新モデルこそは登場していないが、7月の第3週に同製品用オプションパーツの販売が開始された。こちらもすでに導入済みの水冷キットをパワーアップさせたり、GPUブロックを追加したりといったカスタマイズ志向の強い製品群となっており、流行の兆しを見せている。

photo T-ZONE.PC DIY SHOPにPOSEIDONのオプションパーツがズラリと並んだ

 このオプションパーツは、すでに発売されている本体キットPOSEIDONを強化し、機能追加できるようなオプションアイテムで、ポンプスタンドやラジエータ用ファンコントローラ、12センチファンが装着できる強化ラジエータなどがラインアップされている。

 入荷したT-ZONE.PC DIY SHOPは「一連の製品群には、昨年登場したPOSEIDON WCL-03や同WCL-02に同梱されるパーツの“バラ売り版”も含まれています。冷却性能アップのためにラジエータを増設したり、イチから自分好みの構成で水冷システムw構築したいといったユーザーに結構好評です」と話す。なお、POSEIDON本体キット自体の新モデル投入はまだ未確定とのことだ。

ひさびさ4:SiS製チップセット採用マザー

 7月第4週には、MSI製のATXマザー「649 Neo-V」がアキバ各ショップに入荷した。価格は9000円から1万円弱で、取材当日の7月末時点も在庫は潤沢。

 649 Neo-Vは、SiS649チップセット採用しPentium DやLGA 775対応のPentium 4が搭載可能なマザー。PCI Express x16のほか、「AGR x8」というサウスチップ制御の独自スロットを備え、AGPグラフィックスカードも搭載できるという特徴を持つ。

 入荷したパソコンショップ・アークは「SiSチップセット搭載の新製品をひさびさに見ました。まだ情報が少ないので購入に尻込みをするユーザーも多いですが、注目はそれなりに集めています」という。

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